2020年冬ドラマ

あらすじをざっと
愛犬を亡くし、バーでやけ酒を飲む佐藤唯。
製薬会社で働く佐藤さんは、病気で亡くした
愛犬を薬で救えなかったことを、居合わせ
た男性に愚痴り嫌みを言われ、立ち去る男性
の足を掛けて転ばす。
翌日、会社に行くと前日転ばせた男性は
自分の働く製薬会社の社長、天城恭一である
ことがわかり、クビを覚悟していたが、
以外にも社長から言われたのは「僕を奴隷に
してください」という申し出だった。
人に誉められたことしかなく、社長である
恭一に気を使う人ばかりの人生の中で、自分
に歯向かう佐藤さんの存在は稀有であった。
だが、蹴っても嫌みを言っても「ありがとう
ございます」という社長を佐藤さんは気持ち
悪いと一蹴。諦めない社長は、佐藤さんに付
きまとい、佐藤さんがキレる毎日。
変わらぬ日々の中、新薬の開発の為、社長の
同級生でもある外科医の藍田航之郎、大学で
細胞の研究をしている三島冴が社長と会食を
することに。そこに居合わせた佐藤さんは
自分とは違う世界に引け目を感じる。
そんな中、たまたま再会した藍田と愛犬の
話で意気投合し、藍田の愛犬を預かるなど
親密になっていく。また、冴は沢山いた
ボーイフレンドと全て別れ、社長に猛アタッ
クを始める。
藍田と社長の間で心が揺らぐ佐藤に藍田は
アメリカについてきて欲しいと指輪を渡し
告白。
冴と別れたボーイフレンドは冴のことが
忘れられず自分に振り向かないならと社長
を刺し逃亡。病院に運ばれた社長に会いに
行った佐藤さんは顔に白い布を掛けられた
社長に「社長が好きかもしれない」と話す
と、社長は死んだ振りをしていただけで無傷
であった。大量に持ち歩いていた佐藤さんの
写真のお陰でナイフは体に刺さらずにいた。
そんな社長を「気持ち悪い」と言い放ち
病室を出る。藍田に会い自分の気持ちが分
からないまま、社長とも藍田とも付き合え
ないと藍田に指輪を返す。
翌日、会社に行くと佐藤さんは部署移動に。
移動先は社長室。
嫌気がさした佐藤は会社を辞め、気分転換の
為、海外旅行に。
一人旅を楽しむ佐藤だが、その旅行先全ての
写真の端に社長の姿が。
佐藤さんを諦めていない社長はずっと佐藤
さんを追いかけていた。


面白かったの一言。
超イケメンのお金持ちで、性格に難ありの
恭一は確かに気持ち悪いんですが、佐藤さん
に対する一途さがどこか憎めないキャラで
単純に気持ち悪いでは片付かない魅力的な
キャラでした。また、回りからは羨ましが
られる佐藤さんですが、絶対無理と思う
佐藤さんの気持ちもわかります。
最終回、結局、佐藤さんが社長のことを
好きなのかは解決しませんでしたが、これは
これでいいのかなぁと思います。
佐藤さんは認めてませんが、社長のことを
少なからず想っているのはわかりますし、
この二人はお互いに好きって言い合うような
仲ではない方が上手くいくように思います。
このラストがハッピーエンドかと言われたら
微妙かもしれませんが、いい終りだったと
思います。

〈別記〉
恭一役の速水もこみちさん。
やっぱり素敵ですね。久しぶりの主演ドラマ
は結構衝撃ですが、変態ぶりとイケメンの
使い分けがすごく素敵で魅力的でした。
555のパラロスの時は「絶対消える」と
失礼なことを思っていた俳優さんですが
作品の度に素敵になっていくのが目に見えて
分かるので出演作品をまた、時間があれば
順にさらっていきたいなぁ。と思わせる
恭一ぶりでした。