歴史を知らないということは罪だと思いました。
舞台のクライマックスに出てくるこの台詞が本当に印象に残った。
今回、舞台【未来へつむぐ 〜今をありがとう〜】に三木宗介役として参加させて頂きました。
この一週間何度台詞を口にしただろう。
周りの役者さんたちに必死になり、食らいついていました。
無事2日間4公演大きなミスもなく終えました。
まずはご来場頂いた皆様に感謝御礼申し上げます。
役者としての僕を見てくれたこと、そして、この素晴らしい舞台を観劇してくれたこと嬉しく思います。
正直、最初は甘い考えで参加していました。
戦争のことなんて知らない。
終戦日に黙祷する意味もちゃんと知らない、そんな僕がどんどんとこの未来へつむぐに惹かれました。
僕は東京で2日間稽古を重ね、舞台の大変さ、役者、スタッフさんの本気度を吸収し、改めて作品の素晴らしさを目の当たりにしました。
大阪ドーンホールセンター500のキャパを全公演ほぼSOLD。
凄かったな。
終えてからの感想はみんな同じでした。
この舞台はもっともっと広めていかなければならないと本気で思った。
戦争を知らない人達、僕ですら簡単に考えてたこの事実に舞台を通して真剣に考えさせられた。
確実に考え方が変わりました。
今を生きてること、当たり前の毎日が幸せなんだと。
楽曲【手紙〜生命の勝利〜】を劇中歌として使って頂き、こんなにハマるか!と思うくらい素晴らしかったです。
メイン曲じゃないからこそ、こいつも喜んでくれたんじゃないかな。
観客の90パーセントが涙する舞台。
舞台上ですすり泣くお客さんの声に千秋楽はやばかった。
みんなの気持ちが一つに。
何度も何度も重ねてきた想いが涙を生んだのだと思います。
この舞台に対する本気度は、髪を丸めたことを見てくれたから分かると思います。
終えてみて、見なかった人は本当に後悔ものだと思うくらい、日本人として見ておかないとダメな舞台でした。
正直最初は戦争の話?面白くないんじゃないか?
そう思いながら参加してた自分がいた。
見ないと、この本当にあった話は伝わらない!!
風化されていってはいけない。
国のため死ぬのをわかっていて敵船に突っ込む特攻隊、それを支えるなでしこ隊。
一つ一つの家族のシーン。
この時代の人たちが残してくれた今の日本です。
いつの間にか本気で伝えて行きたいと思える舞台でした。
いつか必ず鹿児島知覧へ行きたい。
また機会がありましたら舞台に出たいな。
本当に関わった全ての皆様に感謝です。
今をありがとう。