僕には、
人生で困ったときに、
なにかと相談できる師匠が
います。
 
 
師匠のおっちゃん
 
「あきやまお前、
 
これまでの人生で一番、
勇気をだして決断したこと
ってなんやねん?」
 
 

秋山
 
「え、
決断ですか?
勇気出して、、
 
転職とかのことですか?」
 
 
 

師匠のおっちゃん
 
「なんでもええから、
 
お前にとって、
今までの人生で
勇気だした決断ってなんやねん?」
 
 
 
 
秋山
 
「そうですね。。。

あまり考えたことなかったですが、、
 
高校生で父親になると決めた決断
ですかね。」
 
 
 
 

師匠のおっちゃん
 
「高校生で父親になる決断な、
 
。。。ていうか、お前、

避妊すること知らんかったんか?」
 
 
 
 

秋山
「。。。え、。。。。」
 
 
 

師匠のおっちゃん
 
「まあ、ええわ。
 
高校生で子供ができて、
 
学校やめて父親になるとき、
どんな不安があってん?」
 
 
秋山
 
「。。。。そら、不安だらけ
でしたよ。。。
 
アルバイトもすぐやめる
無責任タイプで
 
仕事、続けた経験なかったし、
 
学校辞めて、高校中退で、
雇ってくれる会社あるんかな?
 
子供養って、生活できるんかな?
とか、
 
親にどう言おう、彼女の
親に殴られるんちゃうかな。。?
とか、
 
実際、めっちゃイカツイお父さん
やったし。。
 
好きなことも出来へんように、
なるんちゃうかな。。とか、
 
いろいろ不安でした。。。」
 
 
 
 
 
師匠のおっちゃん
 
「そら、不安なるわな。。
 
避妊もせんと高校で子供作って、
 
でも、
お前が、想像してた不安なこと
って実際におこったんか?
 
彼女の親に殴られたり、
 
高校中退やからって、
仕事も雇ってくれへんかったり、
 
実際におこったんか?」
 
 
 
秋山
「いやー、
 
それが、彼女のお父さんも
始めは、一言も話してくれません
でしたけど、
 
孫ができたら、毎週、孫を遊び
に連れていってくれたり、
 
親になっても転職を繰り返してた
僕に、ごはん食べに連れて
いってくれたり、

確かに、
不安に思ってたことは、
ほとんどおこらなかったですね、、」
 
 
 
師匠のおっちゃん
 
「そうかー、
ていうか、お前、親になっても
転職繰り返してたんか。。。
情けない。。
 
まあ、
ほんで、お前が、高校で父親
になる決断をしたことで、
逆に、どんないいことがあってん?」
 
 
 

秋山
 
「逆にいいことですか。。
 
あ、
僕、出産に立ち会ったんですね。
 
で、
子供が生まれて、
その子供を抱き上げた
瞬間、
 
すげー感動して、
 
18歳のガキやったけど、
 
俺は、この子を絶対に幸せにするぞ!
貧乏させない!
この子がやりたいことは、
全力で応援する!
 
って、なんか、今までにない
感情が湧いてきたのを覚えています。」
 
 
 
師匠のおっちゃん
 
「全力で応援する
言ってるくせに、
転職繰り返しててん
やろ、、、お前は、、
 
まあ、
勇気のいる決断やったと思うで、
 
そら、
高校生で親になる決断、
もちろん、周りに助けられたと思うし、
 
でも、今、考えたら、どう思うねん?

お前が高校で勇気を出して決断したこと
について。」
 
 

秋山
 
「。。。はい、
 
ええ加減な自分にとっては、

人生の中で
大きな転機だったんだろうな。
 
あの時、
嫁さんと出会って、
子供と出会えてなかったら、
 
高校だったけど、
嫁さんと二人で悩んで悩んで、
決めた決断があったから、
 
いろいろ大変なことあったけど、
 
一緒に乗り越えて、

いま、
大好きな家族に囲まれて
るんだな。と思えます。
 
自分にも
嫁にも感謝です。」
 
 
 
 
 
師匠のおっちゃん
 
「まあな、
お前の場合は、
 
子供が
できたとき、産むって
強く決断したのも、嫁さん
みたいやし、
 
お前は、
 
親なっても、
転職ばかりして、
 
ボクサーやったり、
キャバクラいきまくったり、
 
自分の
好きなことばかり
してたみたいやから、
 
全部、
嫁さんのおかげやな、

子供たちが、ええ子に
育ったのも嫁のおかげやぞ、
ほんまに、」
 
 
 
 
秋山
「。。。。。

結局、
なにが
言いたかったんですか。。」
 
 
 
師匠のおっちゃん
 
「あ、そうや。
 
俺が言いたかったのは、
 
人生なんて、行動する前から
不安ばかり描いて、
 
行動せえへんかったら、
人生の最後に後悔するで、
 

やる前に不安に思ってることの、
ほとんどは、起きへんし、
 
やってみて気づくこと、
やってみてよかったことの
ほうが多いっていうことや。

あきやまみたいなやつでも、
どうにかなってんねんからな
ハーハハハっ、」
 
 

秋山
「。。。。。。」