組織運営に欠かせない社内での報告手順ですが末端の社員から社長に報告とは中々いきません。

   企業が大きくなると一社員の提案が事業部長、もしくは社長に届くまでには中間管理職への報告回数や時間が、提案の腰を折ってしまい、やる気を失う結果になることも多々あります。

   例えば部下の固い思いが担当の上司に話して「そうは言っても」と解凍され、責任者に話したときは「そんな考えもあるよね」と水になり、権限者に相談したときは「聞いとくよ」と意見が蒸発し、社長には何もなかったようになってしまうことなんてざらです。

   機会があり社長に相談したところ「何で相談しなかったのか」と叱責を受けたりもします。

   組織では現場から支社や本部、本社、社長への報告手順があり、「危機管理の最優先」を考えると【あるべき論や理想論だけでは機能しない】と心得るべきではなしでしょうか?
   取り返しのつかない事態にならないよう【部下からの吸い上げ力】も身につけることが良いでしょう。