生後1週間(記録その1) | 【電子書籍×インスタグラム】子育てしながら働く女性のための研究所入澤あきこ

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入澤あきこのブログ。子育てしながら働く女性のための研究所の所長をしています。電子書籍×SNSで女性の働き方を変え、子育てに優しい社会を目指します。

こんばんは。
長崎のカラーコンサルタント入澤あきこです。

昨日は、娘が誕生して生後1週間でした。

 

写真は、初めてのだっこ。

入院してから、10日。
退院まで、あと2日。

出産した日がすでに少し昔に感じられる・・・
入院生活、長かったなー。

記録として、入院中の生活をここに記したいなと思います。
ただの記録なので、つまらなくて長いです。
先に言っておきます。
読んでくださった方がいたら、ありがとうございました。

いつか誰かの役に立てば・・・
実際、私は友人のブログの記録に励まされて乗り切りました。
ここに感謝。

8月8日 手術前日(入院1日目)

お昼に「最後のシャバの食事」ということで、
ゆいこさんとゆかりさんとランチ。
本当に、この後入院ですか?というテンションで病院に向かう私。

病院につくと、人生初めての入院にドキドキ。

モニターといって、赤ちゃんの心音とおなかの張りを計測する機械を
定期的につけるのだが・・・
「赤ちゃんかなり動きますね」と言われ、
「最後まで逆子体操頑張ってみてくださいね。明日の朝には退院しちゃうかも。」
なんて看護婦さんに言われる。

手術は、怖いけど、今更退院するのもビミョー・・・
今までの妊娠生活を振り返ったり、これからどうなるのか不安な気持ちになったり、
複雑な心境なくせして、よく眠れる夜でした。

8月9日 手術当日

前日の5時半の夕食を最後に絶食。
0時から絶飲。
ということで飲まず食わずの朝を迎える。

朝6時から浣腸の洗礼をあびる。
そこで逆子が戻る話も聞いたことがあるが、戻らず。

その後着々と手術の準備があり、
朝9時には背中に麻酔のチューブを入れられ、点滴をされる。
背中のチューブが痛くて動きにくい・・・

午後は仕事を休んだと、12時半頃に夫登場。
夫が緊張している姿に、逆に私の緊張が解ける。

13時、るいちゃんがビデオを片手に登場。
家族は夫以外来れないので、応援として駆けつけてくれた。
ビデオ片手に「親戚です」と言いながら手術前室に入ってきた
るいちゃんの明るさに爆笑。

13時半、手術室に入る。
うううう、こんなとこ初めて入るよ、怖いよーーー

帝王切開の手術では、赤ちゃんが生まれるまでは下半身の麻酔。
意識がある中で手術が行われる。
素っ裸で、分娩台のような手術台に乗せられ、色々機械をつけられたり、
消毒されたり、私の周りでせわしなく準備が始まる。
「まな板の上の鯉」っていうけど、このことよ・・・

怖くて、敏感になってるから、手術室の人間関係がわかってしまう。
これまた恐ろしい。

そんななか、8月9日は長崎原爆の日という特殊事情から、
来るはずの先生が来ない、遅れてるとかで室内はバタバタ。
(記念式典のため、規制や渋滞があるんです)

「やるなら、早くやってくれー」

いざ、先生が来て、手術開始。
手術開始となって、ようやく緑のシートが身体にかけられて、
自分の目からは手術の様子が見えない状態になる。
見なくてすむのは、助かる・・・

「はじめますよ」
の声とともに、お腹が切られる。
痛みはないけど、作業されてる感覚はある。

緊張してるときほど、息を止めやすいけど、
吐くことに集中、集中。
なるべくなるべく身体がこわばらないように。

しばらくすると、羊水が溢れる感覚がある。
自分のお腹から温かいお風呂のお湯が溢れるみたいな。

それから、赤ちゃんを取り出す。
そのためにお腹を広げたり、押したり、作業されてる感覚が増す。
先生の「うっ」なんて掛け声、
聞きたくない。怖いんですけどーーー

でも、赤ちゃんの方がもっと怖いんじゃないかな?
そう思って、「頑張れ、頑張れ」と声にならない声でつぶやく
傍から見たら不気味な私。

それからしばらくして、赤ちゃんが出る。
「おめでとうございます、元気な女の子ですよ」

彼女は、2回だけ泣いた。
「えーん」
「えーん」
その声は、ずっと忘れない気がする。

もっとおぎゃーな感じを想像してたけど、
生まれてくる泣き声にも個性があるのね。

かわいい声に、涙が出て、
近くに連れてこられた赤ちゃんを見て、
「よかった」
また涙が出た。

先生が
「呼吸を楽にしてください」
って・・・
私、感動して泣いてたのに(笑)

その後、全身麻酔に切り替えられ、徐々に意識が遠のく。

目が覚めたのは、
「終わりましたよ」
の声の時。

1、2、3で手術台からベッドに移されて、部屋に運ばれる。

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手術の最中。

待合室では、夫とビデオ片手のるいちゃん。
それからノビちゃんも来てくれて。
ビデオ撮影しながら3人は待っててくれた。

待合室でも産声は聞こえてて、
赤ちゃんの色々な処置が終わってから、夫が初めてのだっこ。

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そんな一部始終を記録してくれた、友人に感謝。
ありがとう。

~~~

術後、しばらくして
夫とともに、赤ちゃんが入ってきて、
しばし3人の時間を過ごす。

安心して、幸せな時間。

記念撮影もしてもらったんだけど、
土気色の私でした。
術後は、声がうまく出なくて、しゃべれませんでした。

そこにくみこさんも来てくれて、
ありがとう。

それからどう過ごしたのか、定かじゃないけれど、
夜中はきつかった・・・

術後の痛みとの闘い。
背中のチューブから痛み止め→眠る→痛みで目が覚める→ナースコールで痛み止め→眠る
1~2時間おきにこの繰り返し。

明け方が来るころ痛み止めを使いはたし、注射をされる。

8月10日 手術翌日 生後1日目

翌朝、重湯と具なし味噌汁の久しぶりの食事。
苦しい夜だったけど、お腹はすいていたらしい。
胃がびっくりしない程度にゆっくりいただく。

まだ声にならない声しか出ない。

昼、おかゆがでる。
午後3時頃、点滴や導尿、背中のチューブなど、つながれていた管がすべて外される。
痛みとの闘いながら、トイレに行かなければならない。
すっかり患者である。

さっそくノビちゃんとH氏がお見舞いに来てくれて、
気が紛れる。
ありがとう。

夫は、仕事だったけど、ちょこちょこと病室に顔を出してくれて、
娘をだっこ。
すでにメロメロぶりを発揮。
私が動けず、だっこできない分、助かるー。

色んな人に報告したかったけど、痛みや疲れで、
眠ったり、起きたりで一日を過ごした。

<つづく>