岸田國士恋愛短編集リベンジ公演 特設ブログ

岸田國士恋愛短編集リベンジ公演 特設ブログ

文学座アトリエ70周年記念イベント/岸田國士フェスティバル 
岸田國士恋愛短編集
小原まどか演出『恋愛恐怖病』/生田みゆき演出『チロルの秋』/五戸真理枝演出『命を弄ぶ男ふたり』
特設ブログ

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『岸田國士恋愛短編集』

とうとう無事に

千秋楽を迎えました。



感無量です。



“ 岸田國士さん
我々に素晴らしい戯曲の数々を
残してくださいまして
本当にありがとうございました。


必死で戯曲と向き合ったこの期間は
我々にとって
大きな学びとなりました。
これを糧にして、また次のお芝居へ
活かしていけるようがんばります。”





『恋愛恐怖病』を演出した
小原まどかさんは
これが劇団での最後の仕事。
これから次の人生へ向けて
出発されます。

頑張れ〜!!!


『岸田國士恋愛短編集』は
一年間の延期の前にも
数回、形を変えながら
今回の上演にたどり着いた企画でした。

『恋愛恐怖病』と『命を弄ぶ男ふたり』の
二本立て、
『チロルの秋』とまた別の作品が組まれた
二本立て、
という形だった頃もあり

『命〜』担当の私五戸は小原さんと2人で、
予算の少ない自主企画枠で
どうすれば魅力的で面白いお芝居が打てるか
ワクワクしながら打ち合わせをした
ものでした。

あ〜忘れ得ぬ錦糸町の喫茶店。

別のお芝居の稽古の合間を縫って
サンドイッチを食べながら
ほくそ笑みながら
色々話しました。

舞台装置にお金をかけられない事を
プラス思考で捉えよう
普段使わない素材に目を向けてみよう
スタッフも出演者もみんなで作業しよう

劇団公演では当たり前になっていて
疑いもしない お芝居の作り方を
一つ一つ洗い直していくような
打ち合わせでした。


そんな原初の打ち合わせから、はや三年。

そりゃ色んな事がありますよね。


でもあの時話した事は
完遂できた気がしています。


演劇の自由な未来を描ける
楽しくて頼もしい演出家。
そんな小原さんが
別の業界へ巣立っていくのは
正直、とても寂しくて辛いです。
心が痛い。痛いよー。

だけど涙をのんで。

小原ちゃん
応援してます!!!




いつもは花火のように消えてなくなり
人の心の中にだけ残る演劇ですが、

今回の公演は映像記録として
まだ残っていて
映像配信は29日まで続いております。

劇場に来る事が叶わなかったお客様
遠方にいらっしゃるお客様
どうぞ配信でお楽しみください✨




千秋楽はいつもさびしいものですが
今回は、
ほんのり心が温かいのも、また事実。

戯曲の中に燃え続けている
岸田國士さんの
演劇に対する熱い愛情に
触れられたからかもしれません。

劇団員の全力のチームプレーを完遂し
仲間がいる心強さを
実感できたからかもしれません。

この温もりこそ
演劇の醍醐味なのかもしれません。


このブログをお読みくださっている皆様
劇場にお越しいただいたお客様
配信でご観劇いただいたお客様

『岸田國士恋愛短編集』の時間を
共有してくださった全ての皆様に
深く御礼申し上げます。


皆様どうぞお気をつけて、お元気で。


また必ず

劇場で会いましょう!!!





映像配信はこちらです✨✨



おはようございます☀
昨日、昨年叶わなかった初日を迎えることができました。アトリエにお越しくださったお客様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございます。
本日は『恋愛恐怖病』チームの下池、相川、杉宮で我らが演出家、小原まどかさんのご紹介をさせていただきます。
私達出演者の紹介で宣材写真を載せてくれたまどかちゃん。笑
今回私達は彼女の写真をきっちり撮影しました!



少し照れているまどかちゃん。可愛いです😍💕

(杉宮)僕と小原は研究所の同期です。研究所の頃、ビシバシ言われてたし、なんとなく一緒にやる事はないかなと思っていたんですけど。

(下池・相川)稽古場で同期ならではの愛を感じるよね。言葉を選ばずともって感じるよ。後半に通し稽古をやるようになって、「この台詞、全然できていません。」と杉宮に言った時、みんなで笑ったよね。

(杉宮)衝撃的でしたね。笑

そんな話から小原さんの人柄、演出についてトークしてみました。

(相川)役者の話すごい聞いてくれますよね。自分の意見だけじゃなくて、人の意見をちゃんと聞こうとする姿勢があるのは素晴らしいと思う。それは人間性が出てる気がする。頑固なところもあって、「ここは絶対曲げない、言うこと聞かない。」みたいなところも面白い。

(下池)決して諦めないよね。まどかちゃんは、細かく芝居を見てくれて、ちょっとした私達の変化も見逃さずに見てくれていて、アドバイスをしてくれる。相川くんが言ったように真正面から話を聞いてくれる優しさがあるから、信頼できる。だから毎日の稽古が楽しかったよね。

(相川・杉宮)楽しかったですね。

小原さんの優しさと真剣さで4人で毎日笑い転げていたような気がします。笑
もちろん、それだけじゃなく真面目に稽古を重ねてきました。笑

恋愛恐怖病チームは稽古での歩みが遅く、じっくりじっくり、小原さんを先頭に創り上げました。
昨年の公演ができないと決定してから約1年、昨年創り上げたものとはまた違う形で立ち上がったなと思います。
昨年の方が小原演出の色が強かったかもね、と3人で笑いながらこのブログを書いています。昨年はみんな宇宙人のようだったかも!笑
そう、昨年の稽古もよく笑っていたなぁと思い出し、また笑ってしまう。

優しさとダイナミックさとここは絶対譲れないという小原さんの演出した『恋愛恐怖病』は3演目の最初に上演します。




観劇してくださる皆様と一緒に、本日の公演開幕致します。アトリエでお待ちしております。

下池沙知、相川春樹、杉宮匡紀
幕裏でスタンバイ中の『恋愛恐怖病』チームより
お客様へのメッセージです。




ご来場いただきありがとうございます。
トップバッターがんばります。

下池沙知



リベンジ公演が遂に本番を迎えます。
また新たな何かに出会える希望を捨てずに、
楽しみたいと思います。

杉宮匡紀



いくつもの奇跡のおかげで、
今ここにいられると感じています。
ありがとうございます。
その言葉に尽きます。
心を込めてお届けしたいです。
お楽しみいただけますよう!


相川春樹





ついに初日です。
まずは、公演を延期することを決め、
悔しくて歯痒くて
落ち込んでいた去年の自分に
「大丈夫だよ」と言ってあげたいです。
そしてリベンジ公演が実現したこと、
私がいま大丈夫だと思えているのは、
心強い仲間たち、
そしてこんな状況の中でも
観に来て下さるお客さまがいるからだと、
心から感謝しております。

稽古期間、
大袈裟などではなく、
あぁ生きていてよかったなと思える瞬間が
何度も何度もありました。
この場を借りて、
関わってくださった全ての方々に、
ありがとうを伝えたいです。

それにしても、
ほんとに初日を迎えたのだな…
現実なんだな…
永遠に来ないような気がしていた幕開けが
ついに目の前に…。
はあ。胸がいっぱいです!



小原まどか