あれから、14年。暇話(1)〜Blogを始める前、二人展開催を決める前 | 泣き虫デザイナーのニューヨーク奮闘記、 のその後、それからの ご あきうえ

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ファッションデザイナー「GO AKIUE(ごあきうえ)」のブログです。
I am a fashion designer.
Creating clothes is my passion. I've designed clothes and accessories for actors, singers, and other media personalities.




「あれから、14年。暇話(1)~Blogを始める前、二人展開催を決める前」

 
ーーーこれは日本に帰国してから、
何回も思ったこと。
そして、このBlogを始める数ヶ月前までの気持ちです。




オレは服創りに関して天才ではないと思う。


昔、マネージャーさんにも、友達にも
そんな事ない、そんな事、自分で言っちゃだめ!って怒られたけど、


学生時代から含めて、今まで何度も心の中で負けてるもん。
作品が並べられて、
評価が同じだった場合でも、
万一、
自分の方が評価が上だった場合でも、

何らかの力が動いてるんじゃないか!?とか


自分の中では
ライバルの作品が凄過ぎやん、
オレ負けてるなこれ完璧に!
って思って
悔しくて落ち込んで…


多分、何十回とあったよ、数えてないけど。


でもね、その分
服創りの才能が枯れるのが怖いとか、思った事はなかった、
今よりもっと若い頃は特に。


実際に評価で負けたり、
そして自分の心の中で負けて、打ちひしがれてる時、

今回は負けたけど、次までにいろいろ見て学んで
そして研究して、
今度は勝ちたい!って。

だから、枯れる暇がないくらいに
いろんな物を見て、いろんな人と話して
そしてその中で何かが見つかるって。


実際、人との何気ない会話をしてる中に居る時が、
一番デザインのアイデアが浮かんでた。


特に自分と違う幅広い世代の方々とお話してる時なんて、もう!



一番、怖いのは服を好きじゃなくなった時の事。

心の底から、何かを好きで居られるのは
一種の才能なんだと思うねん。
だから、その才能はオレの中にあるって思い込んでてん。


これからの日本編をもう一度振り返って行く時、
オレは服創りが嫌い、大嫌いに、なった事が何度かあった。


………………
2000年のあの頃。


オレは
前言を撤回してファッションデザイナーである事を諦め切れなかった。


あのNYで、夢のハシゴを10段くらい一気に登り切った、
でもハシゴはそこで折れて、オレ落ちちゃった。


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でも、折れたその先をどうしても見たかってん。


一気に登ったあの日々よりも、
ゆっくりになると思うけれど、
もう一度ね、オレ、
夢のハシゴの続きを作る事にした。


途中、何段か登って、また折れて、失敗して、
重みで地底にちょっと沈んじゃったり、


それでもまた新たに何段か積み上げて、
それを何回か繰り返しながら…

そんな事を何回も、何回も繰り返して来た。


あの時、途切れたハシゴのその先は、はたして見れますか?
オレに見る事が出来ますか?


今はオレ、どこに居るのだろう。


去年の夏、
この2015年10月にする、
二人展開催を決めるまで、
そんな思いが、
想いがずっとくすぶっていた。




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