オレはこの時点で【一旦】NYを去っている。
今後のスケジュールは、事務所が管理する事になるんだ。
なんだか、事務所のビジネスプランと合わせて、オレはミラノに行くみたい…
オレはこれでASAYANを卒業して、スタッフさん達とも離れるんだ。
だから、ここからのオレのスケジュールは番組は知らないんだ。
番組も、番組スタッフさん達もオレは、イタリアへ行くんだと、
行ったんだと、そう思ってた。
VISAの都合で、一旦日本に帰国して
そしてNYに片付けに戻って
イタリアへ…
事務所から伝えられてとりあえず、ミラノに行くんだと。
そう思っていた。
なんでイタリアなのかはNY編ではまだ明かさないでおきます。
番組スタッフさん達ともお別れになるはず、なると思ってて凄く寂しく感じたよ。
………………
オレのエッセイ「GO AKIUE GO」には、あとがきが付け足されてある。
【NYを旅立ってから二日後。
僕はミラノの街角に立っていた。
ファッションの発信地と言われるイタリアで、本物の生地や服作りに触れてみたい、そんな思いが抑えきれなくなっての旅だった。
……中略
僕は目の前のモヤモヤがサッと晴れていくのを感じていた。自分の道を見つけたような気がした。】
…………
オレは一旦NYを去った。
そして「三日後」に、再び短期間NYに戻ったのだ。
NYで長い期間生活していて、オレはNYに居る事が当たり前になっていた。
だから、あの数日で全てを片付ける事は無理だったんだ。
三日、四日NYに居て
そして最後はたった一人でNYを発った。
今回は番組スタッフさん達も居ない。
アメリカで知り合った仲間も居ない。
けど、ここにはオレが過ごした、
駆け抜けた大切な思い出がある。
最後にお世話になったアパートメントのドアマンさんに
「Thank you for everything.」
Winkで返してくれた。
そしていつもの様に、荷物をCABまで乗せてくれた。
さよなら!
ドアマンさん!
………………
思えば、1999年12月14日。
たった一人でオレはこのJFK空港に降り立った。
右も左も知らなかったNY。
憧れはあったけど、愛着なんてその時はまだ、まったく感じてなんて居なかった。
そして今、たった一人でNYを発つ。
NYへの溢れる想いを、愛を
胸いっぱいに感じて…
気付いたら、こんなに
こんなに大好きな街になってた。
さよなら。
ほんまに、ほんまに愛おしいオレのニューヨーク!
あれから、15年。
NYの地を再び踏む勇気は、まだオレにはない…
あれから、15年。NY編
➖ 完 ➖
今まで、本当に長々と拙い文章にお付き合い下さり、
本当に本当にありがとうございました!
書いてる途中、書くのが辛くなったりして
更新が滞ったりして、本当に御心配をお掛けしました。
次回からは、本当の意味での【ご あきうえ】のあれから、15年。
誰も知らない15年。を
新しい章で書いて行きます。
今後とも、よろしければ読んで下さい! (^-^)