※(途中までだと、誤解を招く表現があるかも知れません。
どうか、52最後まで読んで頂ければ… )
オレはニコニコしながらデザイン画を見せた。
イメージの生地スワッチと一緒に。
痩せたおじさんは少し不機嫌になり
「なんで、こんな事するの?」
「え?」
日本での販売開始日程は、既に決まってるので、今からデザイン画を出しても間に合わない。
何を考えてるの?らしい…
え!?
でも販売する商品はどうするの???
それは以前ブログに書いた、
痩せたおじさんがNYに初めて来た時、
NYのAKIUE-GOの商品をいきなりカメラに収めて行った時、
そして、半ば強奪する様にブヨちゃんが、お金も払わず
オレが縫った商品を持って行った時…
…そう言う事らしい。
そのデザインの商品とラインを広げた物を販売する。
え!?
それは嫌です。
何故ならあれは、確かにオレ自身のデザインであるけど、
あの時あの時点で、NYのAKIUE-GO用に創ったもの。
日本で展開するなら、また新たな日本で販売する為の商品を創りたい。
それと、オレはオレのブランド名で出す商品を販売前に、見る事も出来ないの?
素材さえも選べないの???
その日はやっぱり、「打ち合わせと言う名の事後告知」の話し合いは決裂した。
オレは悔しくて悔しくて、憤慨した。
後でプロデューサーさんが心配して来て下さったんだよ。
日本での商品製作に関しては、番組はタッチ出来ないの。
ディレクターさんも、ちょっとびっくりしてて
憤慨して、気持ちが暴れるオレを
いつもみたいに叱らなかった…
それから数日間は、もう戦いだったよ。
せめて、素材を確認させろと、
展開したデザインを見せろと。
そしてとある日。
ブヨちゃんが来た。
日本で展開するブランド名について。
「This Wayで行くから、スタッフさん、カメラ回してGOくんに【This Way】に決めたって言わせてね。」
え!?
This Wayってそれなに???
ほら、NYの標識にThis Wayって、どこらかしこにあるでしょ。
それで、行く事にもう決まってるから。
嫌です!
嫌!
絶対に嫌!
オレは頑なに拒否した。
番組の現場のスタッフさん達も、驚いていた。
悲しい顔していたよ…
これは事情はさすがに書かないけど、ブヨちゃんの都合と策略だった。
そして、この時ブヨちゃんはある事情があって
「AKIUE-GO」を日本で使えなかったのだ。
ブヨちゃんサイドの物としては…
番組がNYのオレのSHOP名と、ブランド名を「AKIUE-GO」に通してくれた事。
後々知った話だが、ブヨちゃんとの水面下での戦いがあったみたい。
あの時、
最初の案であった「GOGO's」を却下し、二番目のオレの案であった「AKIUE-GO」にSHOP名を急遽変更してくれた事。
「GOGO's」だと、きっとその後オレを守れないから…
…………………
オレが付けて、番組が必死で守ってくれた「AKIUE-GO」。
この後10年以上、オレの「手」から離れた。
日本に帰って、二年ほどして
オレ自身と「AKIUE-GO」を、
ブヨちゃんの手から引き離す為に、守る為に、暖かい方達に預ける事になった。
「AKIUE-GO」は番組がオレにくれた御守り。
「AKIUE-GO」はその後、日本でオレを助けてくださって、守ってくださった方達との絆。
「AKIUE-GO」はそれから10年余りのちに、やっとオレの手元に戻って来た、大切な宝物…
……………………
ちょっと書けるラインぎりぎりかな…
超えちゃってるかな…
番組を含め、御恩のある方々にご迷惑掛からないかな…
(15年前のあの時、日本で僕の商品を買って下さった方々に
今日の内容だけだと裏切りになるかも知れません。
だけどこの後、
オレは精一杯、頑張って戦って
決して皆さんの御心を裏切る様な、展開にはしなかったよ!
誤解を招く今日の表現内容、すみません!)