あれから、15年。(24) | 泣き虫デザイナーのニューヨーク奮闘記、 のその後、それからの ご あきうえ

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ファッションデザイナー「GO AKIUE(ごあきうえ)」のブログです。
I am a fashion designer.
Creating clothes is my passion. I've designed clothes and accessories for actors, singers, and other media personalities.


「あれから、15年。(24)」


オレのSHOPの界隈はEast Village。
Ave A & 9st。

Manhattanで住んだ3つの家の住所は忘れても、
この店の住所を忘れた事は15年経った今でも一度もない…
一語一句、Zip Codeも
故郷の様に言えるし、書ける。

E 9th st & Avenue A New York. NY 10009




そして、このEast Villageはオーディション最終審査で共同生活をした街。
そのアパートメントのひとつ通り隣に、タレントの千秋さんの「チロル社」ってブランドのNY店があった。
最終審査の途中で閉店したんだけど、お店のショーウィンドウにTVがあって
ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」のビデオが流されていた。

オレ達はNYで日本の番組観れない、観るのを禁止されていたので
チロル社の前通る時、カップルの女の子Tさんと、よくウリナリを覗き観してたなぁ。

そしてVillageの外れには、NYでの最初の審査の場所だった「UNTITTLE」もある。
だから、なんだかんだ見知った街。

なんだか、賑やかな裏原宿って感じの街なんですよ。

オレがオープン予定の店の隣には中華系アメリカ人の Aliceがアメリカ人の彼氏と真っ赤お店をやっていて、
一筋向こうにも中華系アメリカ人のLinaが青いお店をやっていた。

お店を始めて見に行った日に、Aliceが声掛けてくれてすぐ仲良くなったんだよね。
そして、Linaのお店を偵察がてら覗いたらLinaともアジアン同士ですぐ、仲良くなった。

ちなみに、いらん情報だけどAliceとLinaは仲悪くはないけど、仲良くもない。   (^^;;

お隣さんのAliceには色々と相談に乗って貰ったり、助けて貰ったから本当に感謝してる。

この時のオレって、なんだか英語でどうにかコミュニケーション取れてたんだよなぁ…
まぁ、どうにかだけど。 (^^;;
その後知り合った、ブラッドとかジュディとかみんなアメリカ人の友達なんだけど、
自分的には意思の疎通出来てたもん。


ところで、話は前に戻るけど
始めてNYに上陸して街を歩いた時、なんとなく「色が無い…」って感じたの。
昔、パリに行った時も同じ事感じた。

冬のパリもNYも、みんなみんな黒とかのダークなグレースケールだったんだよね。

日本ってね、街行く人達の着る服の色がたくさんある、オレ本当にそう思うねん。
冬だからって、黒系オンリーじゃないやん?

だから、オレは考えた。

アパートメントでオレの店の間取り図見ながら考えた。

ふふ…
番組スタッフさん達、ちょうど日本帰ってるし
この際だからやりたい放題やっちゃお☆

翌日、オレは店で大工さんのボスと打ち合わせ。

昨夜書いた、店のデザイン画と言うか図案を見せた。

「!?」

ボスの目が飛び出たよ。

「Please make interior decoration pinkness☆」

「Really?」

「Yes! All pink!
どピンク、Please!
Stimulating pinkness!」

きっと番組スタッフさん達が居たら止められると思った。
けど、どうしても目立ちたかってん☆

この、East Villageで一番目立つ店にしたい!

AliceのRED、LinaのBLUE、他にもGreenとかBlackとかあったけど、PINKは無かった。

↓↓↓AliceとREDの店。
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知り合いがNYに行った数年前に、オレの手紙を持って行って貰った時に撮って来てくれたんです。 (^-^)
Aliceも手紙返事くれた!

オレの店の色が冬のManhattanを明るくする!
輝く!
特にグレースケールの冬のNYにピンクは目立つ!

そして、オレがNYでやりたかったデザインコンセプトと合うねん。

床はちょっと落ち着いたワインピンクの大判タイル×クリーム色の大判タイルをブロックチェックで配置。
タテ、ヨコ配置じゃなく45°、バイアスでお願いします。
その方が空間、少しでも広く見えるし
ちょっと、CuteなRockでしょ?
Ok?
あ、それと一応ピンクのカラーサンプルとタイルのカラーサンプル見せて下さいね。
微妙なニュアンスがちょー大事なんです!
え、なに、なに?
バイアス使いだとタイルたくさん使う?
いいの、いいの、良いんですよー。
気にしない、気にしない。

「……
オーノー!
そんなんやったら材料めっちゃ掛かるやん!
予算がオーバーするよ、GO!
番組スタッフさん達から、こんだけって言われてるんやで!?」
↑↑↑ボス英語

「All right, it's all right☆
そんなの、ダイジョブヨ!
Because I take the responsibility. (^ー^)ノ」

ボスを説得した。
オレがボスを守る!!!

夜、アパートメントに帰ったら東京の番組スタッフルームからメールが。

「GOくん、何か困った事や変わった事はないですか?
お店の改装は順調ですか?
何かあれば、電話やメール下さいね。
ちゃんと、毎日部屋の固定カメラでコメントは取ってますか?」

「何も問題ありませんよー。
めっちゃ頑張ってお店オープンに向けて動いてまぁす☆」



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NY編の今までのお話はこちら☆

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