その夜から、正確にはその朝から彼女とは常に親密な関係が続いていった。

会社以外では彼女と過ごす時間が徐々に増えていった。会社帰りに彼女の店に飲みに行ったし、彼女の帰りには共に店を出て彼女の家に送り、または家ではなくそのままホテルに向かった。大和駅傍のJOYでは間も無くフロントの人と顔見知りになる程だった。

朝まで愛し合い、そこから会社に向かい、またそこに戻り愛し合い夜にチェックアウトすると彼女を店に送りカウンターで店が引けるまで飲んで過ごした。

そんな生活が何ヵ月も続いた。
二人は自然に求め合った。ずっと以前からそうした関係があったようにキスから乳首に這わせた唇は痕ができるほどで、たまに歯を乳輪に立てた。

二人は何度となく欲求のままに体を合わせ、やがて私の腕の中で彼女は平穏な寝息をたてていた。

彼女をベットに残して私はバスへ向かった。

部屋に入ってすぐに湯槽にお湯を入れていた。お湯は湯槽からずっと溢れ続けていたのだろう。

バスルームは部屋とは異なり、曇りガラスの窓があり遅い朝の光で充ちていた。

独り浴槽に浸かってタオルで顔を拭いながら、隣室で寝息をたている彼女と男と女の関係を持ってしまった事の満ち足りた感情とこれから彼女とどうして行こうとしているのかと自問自答したが答えは見付からなかった。

愛とか恋とかの感情はまだなく、彼女が私を好きで居る間だけ一緒に居ようと考えた。二周り以上も歳が離れているし、やがて彼女が私に飽きてしまうだろう。それまでの付き合いだと思った。



会ったその日から女とは関係を持った。

彼女をマンションまで送ったその日にマンション下に車を停めたが、女は帰りたくないと言った。

店から出た時既に夜は明けていた。6月の季節外れの豪雨で、彼女を送る事となったのだ。

帰らなくても構わないけどどこに行く?この辺りは不案内だから寝られる所が在るならそこに行こう。

女がナビして辿り着いたのはマンションから10分程走ったモーテルだった。


下が駐車スペースで二階に部屋のある一軒家が何軒か建っている所だった。

部屋には窓がなく、ライトは点けても仄かな明るさしかなかった。

眠かった、ただひたすらに。私は服を脱ぎ捨てベットに潜った。

女も下着のまま寄り添ってきた。