今回は「陸上競技場のひみつ」と題して,

意外に知らない陸上競技場のことについて記載します.

 

実は,陸上競技場にもいくつかの種類があります.

 

正式な場所で行ってこそ,正式なタイム(記録)となるわけです.

運動会の短距離走で9秒台だったとしても認められませんよね笑

 

その種類ですが,第1種から第3種までの区分があり,

試合の規模によってその規格が異なります.

 

ここからが本題ですが,あの陸上競技場.

カーブと直線,どちらが長いと思いますか?

 

実は...

競技場によって,異なります!

野球場の広さが異なるのと同じ感覚ですね

陸上競技場のイメージ図

 

しかし,日本の多くの陸上競技場は,直線が80mです.

そのため,200mの場合では,カーブが120mです.

 

そのため,カーブでいかに上手に(速く)走るか,という研究が盛んにされております.

 

そして,このカーブ!

曲線ですが,中心はいくつあるか知っていますか?

 

普通,1つですよね?

日本の多くの競技場は,「単心円」と呼ばれる中心が1つですが,

海外の競技場では「三心円」と呼ばれる中心が3つある形状をしている場合があります.

単心円の陸上競技場のイメージ

三心円の陸上競技場のイメージ(正三心円)

三心円の陸上競技場のイメージ(鋭三心円)

三心円の競技場のイメージ(鈍三心円)

 

違いはなにかというと「単心円」よりも「三心円」のほうが,やはく曲がりやすかったり,

サッカーコートなどのスペースを確保しやすいといったメリットがあります.

 

さらに,陸上競技場の1周は何メートルか知っていますか?

 

普通,400メートルと思いますよね?

 

実は...

競技場によって異なります笑

第3種公認陸上競技場以下の規格では,400メートルよりも短い場合があります.

 

一般的な400メートルの場合でも,400メートルよりも短くなります.

 

とてもややこしい記述となりましたが,

1周を測るとなったとき,どこを測っているのか?ということです.

 

それは,内側のラインよりも20㎝外側で計測しています.

実際に走る場所を想定しているということです.

 

もし,内側ぎりぎりを走る技術があれば,タイムが短くなるかもしれませんね笑

 

参照:陸上競技ルールブック2019