なかなかUP出来ないので
二回に分けてみます
二回に分けてみます
おはようございます
今日の江戸小話は
「お日さまよりも、足のはやい男」
日本一足のはやい男が
こんな事を考えました。
「たとえ天下のお日さまだって、おいらの足にはかなうまい。ちょっくら走って行って、お日さまをつかまえてやろう」
男はお日さまを追いかけて
西へ西へと走って行きました。
いくら足のはやい男でも
お日さまにかなうはずがありません。
やがてお日さまは沈み
夜になりました。
「ちくしょうめ、お日さまも、なかなかやるな」
それでも男は
どんどんどんどん
走って行きました。
そのうちに朝になり
お日さまが東から登ってきました。
男は後ろをふり返ると
自慢気にこう言いました。
「よし。いつの間にか、お日さまを追いこしたぞ」
おしまい