第四稿、最終回になります。
睡眠中のノドの激しい痛みで何度か目が覚め、あんまり眠れなかったツアー3日目の朝、かけておいたアラームで目が覚めました。
ホテルの部屋のカーテンを開けると、外はとても良い天気(^_^)/
フロントから借りてきたポットでお湯を沸かし、ペーパーフィルターでコーヒーを淹れる間に、吸入器でノドに蒸気を送り込みます。
ICOSを吸いながらブラックコーヒーを飲み、昨夜のうちに買っておいたカツサンドを朝食に。
食べ終わり、ファルセットを使って声帯のストレッチを行います(口元にマクラを当てての消音は必須)。
何パターンかの声帯エクササイズを一通り終えて、これもマクラを口元に当てて、チェスト(地声)を発声したら、見事なガサガサ声(^_^;)
しかし、何故か全く不安は感じず、妙な自信がありました。
それは何故かと言うと、高音域を発声するのに必須のヘッドヴォイスはまだ試していないからです。
僕は、低音域から高音域まで、全ての音域をヘッドヴォイスで歌っていますから。
で、ヘッドヴォイスを出してみると、いつもと遜色無い声が(^o^)v
良かった!(*^^*)
集合時間近くにロビーに降りて、再びHOT TIMEへ。
その間におしゃべりした声も、いつも通りの抜けと響きがあります。
HOT TIMEに到着し、喫煙所のドアを閉めて、本格的にヘッドヴォイスで声の立ち上げ。
全く問題ありませんヽ(=´▽`=)ノ
その後リハーサルは昨日よりも短く、僕の希望で、発声練習に適した「Take a Chance」を。
あれ?昨夜よりも声が出てる(^○^)
最終日のこの日はO.A.がありませんでしたので、リハーサル終わりで間もなく本番の時間。
さあ、北海道ツアーの最終日、張り切って行こう!
やはり本番での僕の声は、この三日間で1番出ています。
終演後にオズマから「今日のアキラの声、何度も目眩がしたわ(笑)」と言ってもらえたし、ファンミーティングではいつも来ていただいているご夫婦から「声、凄かった!」と言ってもらえました。
お客さんもみんな楽しそうで暖かい。
みんな、ありがとう!\(^o^)/
ノドがしっかり開いてますね(^.^)
殆どのヴォーカリストがそうだと思うのですが、ツアーでの連チャンライブで1番声の調子が悪いのが、実は初日。
で、日を追うごとに声の調子が良くなるものなんです。
もし、初日からだんだん声の調子が悪くなる人がいたら、それは間違いなく発声法が悪い。
もしくは、ライブ終演後に毎回打ち上げをしてお酒を飲み、大きな声でしゃべることをしてしまう人。
この2つが無ければ、連チャンライブはさほどツラいものではありません。
あ、下山くんの11連チャンは別格でしょうね(//∇//)
北海道ツアー最終日が終わった夜、僕は久しぶりにお酒を飲みました。
最初のジョッキのビール、美味かったなあ(^q^)
その後ジャックのオン・ザ・ロック、焼酎のロックと、節操がありません。
で、例によってベロベロに(#^^#)←こんな顔になりました(汗)
こんな状態ですので、ケネスくんに御礼の挨拶をした後みんなより先にホテルに帰還、ベロベロなのですぐベッドに潜り込んだのですが、熱いライブで全身汗びっしょりだったので、這い出してシャワーを。
身体を拭いて部屋に戻り、三日間大きなトラブルもなく終えられたことの充実感と、関係者の皆さん、そしてお客さん、バンドのメンバーに感謝の気持ちをしみじみと。
そして、次に北海道に来れる日が来るのかなぁと、ちょっと寂しくなりました。
そんな幸せな気持ちで眠りにつきました。
翌朝アラームで目覚め、昨日と同様のカツサンドとブラックコーヒー。
ICOSを何本か吸ったあと歯磨きと洗顔、身支度を済ませて、荷物をまとめたスーツケースとリュックを持って、部屋を出ます。
「ありがとうございました!」
と部屋の出口から部屋の中に向ってお辞儀(これは、ツアーの時に必ず行う僕の儀式)。
頭を上げて改めて部屋を見て、静かにドアを閉めます。
ロビーに行くと、先に降りていたマリコさんに挨拶。
その後みんなが集まります。
再び車に分乗して、千歳空港へ。
後ろに流れて行く窓の外の街並みを、しっかり目に焼き付けました。
程なく到着し、搭乗口の入口手前で、マリコさん、タカキくん、宮尾くんとお別れ。
三日間、本当にお世話に為りました。
ありがとう!
手続きを済ませたらKENTAROくん「LOUDNESSのマーくん)お勧めの立ち食い寿司に行くと言うのでみんなも行くことに。
これが、さいっっっこう!でした!