4度目に倒れたのは、確か20代前半で美容室だった。
いつも行ってる美容室で、カラーリングをし時間を置いてる時に
ふと便意を催すような腹痛。
すぐに席を立ち、スタッフの方に「お手洗いは・・?」と言ったところで記憶がない。
目を覚ますと、2人の救急隊員の方が何か言ってる。周りはよく確認出来なかったけど
私の担当の方や他のスタッフの方が心配そうに見ている感じだった。
いつもはと言うと変だけど、倒れるとすぐに目を覚ましていたのに、今回は倒れてから
救急隊員が来て名前を呼んでもなかなか目を覚まさなかったとの事。
救急車に乗ると、病院は自動的に自分の受診している病院に向かってるみたいだった。
何で分かったんだろ・・とふと考えると、救急隊員の方は私のバッグの中を見たみたいだった。
きっと、日常で飲んでる薬はないか?という意味と名前の確認で財布を見たらしく・・。
その財布の中には、受診している病院の診察券が入っているので病院に逆に問い合わせをしたらしい。
病院に着くと、まずは頭部CT検査をした。頭を強打したのとなかなか目を覚まさなかったので
念の為にとの事。幸い異常はなく、病院に着いた頃には何の症状もなかった為、そのまま帰宅。
そして次のは普通に会社に出勤。
なぜ、今回の意識消失が恐怖に結びつかなかったかと言うと、全く怖い思いをせずに倒れた為だと思う。
ただ、お腹が痛く立ち上がったらバタン!怖いと感じる暇もなかった。
高校2先生の時は、こうではなかった。
意識を失う事なく、ひたすら動悸と冷や汗、恐怖、血の気が引くような症状がまるで永遠に続くかの
ようだった。
意識消失は決していい事ではないけど、あの時も何の恐怖を味わう事なく倒れてしまっていたら
絶対に今とは違う気がする。
あの時の恐怖があまりにもすごくて、またあのようになってしまう。
人に変に思われてしまう。それが怖くて、外に出れなかった高校時代は本当に辛かった。
今は精神科の薬の減薬に励んでるけど、やはり私には多少なり薬がないと、持ち直すことは
出来なかった気がする。