
珍しく電車に揺られて上星川まで参りました。
駅近くの古びたお店で、社員A氏と遅めの昼食。
さて、何をしに来たかと申しますと・・・

横浜の設計事務所さんが主宰するオープンハウスに来ました。
建築家、故・清家清の作品「保土ヶ谷の家」を保存する計画の一環で今回のイベントが企画されたようです。
友人のお陰で、貴重な見学会に参加できたことをとても嬉しく思います。
現在新築物件のプランニング中のA氏にとっても、良い刺激になるはず。

広大な敷地に鬱蒼としたクヌギ林。
斜面を利用した立地で、玄関部分が2階にあたる感じです。
まぁまぁ、それにしても著名な建築家のイベントだけに人の量がハンパじゃありません!
学生さん達も多かったみたいです。
かつてネスカフェゴールドブレンドのCMに使われた建物と言うことで、中ではエンドレスで「ダバダ~♪」が流れてます。
50回は聞いたな・・・

中に入ってまずインパクトがあるのは、やはり大空間のリビング(リビングと言う表現で合っているのかどうかもわからないが・・・)
まるで外に居るかのように自然を取り込んだ雰囲気。
人の数からすると相当な熱量を発しているはずだし、今日は気温も湿度も高い。
これだけの日照を得ながら室温がそれほどでもない(まあ、汗だくですけど)のは、木々が直射日光を良い塩梅に抑制しているからだろう。

日本を代表する建築家のひとりとは言え、人が建てた家を見学してそんなにテンションが上がるもんだろうか・・・
みたいな気持ちも多少ありましたが、撮った写真の数が100枚近かった事や、帰路でのA氏との討論が尽きなかった事など「あ、やっぱり結構やられちゃったのね・・・」と刺激を受けた事を否定する事はとてもできなかった状況です。
実際見た人にしか分からない部分もありますし、客観的に見た人間がどうこう言うのもなんか違う気がするので、インテリアの一部の写真をお楽しみ下さい。(他の部屋見せないのかよ~)
刺激を受けて取り入れるばかりでなく、既に持っている意識の再確認もできました。
利便性や快適性の追求が果たして進化につながるのか、豊かに暮らすことの意味を考えた時、実は既に退化の一途を辿っているのではないのか。
住宅業界に身を置くことで、昨日まで良しとしていた事が、急に悪しと思えてくる事も多々あります。
しかし、いつの時代であってもその地の状況下で住まう人の為に最善を考える事が建築なんだと思います。(一般住宅に関してですけど)
保存するために活動されている方々、今後も残すに値する建物であると思います。
頑張って頂きたい。