マンションリフォームも大詰め、家具工事に入りました。
今日は下駄箱の作成です
今回のお客様は前回のリフォーム施工例を見て、どこかに古民家的な部分を出してほしいとの要望がありましたので、下駄箱にはその辺を意識した意匠を考えていました。


こんな感じに仕上げました。
素材は竹広林業さんのお勧めだった能代杉の変木を使ってみました。
敢えてまっすぐに落とさず、自然の木肌をそのまま活かした感じですね
塗装はいつもの自然塗料です。真黒ですけどね


扉には同じく杉の板を目を変えて貼っています。
山間を流れる水面のイメージです。...って見えませんかね


一番のお気に入りは扉の取っ手ですね
春先に先輩の大工さんと一緒に行った骨董市で仕入れておいたものです。
よく見る鉄製の輪の着いた取っ手ですが、普通に使ってもつまらないので台座に
鉄製の歯車を据えてみました。
これは我ながら気に入りました!お客さんが気に入らなければ持って帰るつもりです

黒い色は死をイメージさせるようであまり好まれないようなんですが、インテリアを引き立たせるにはとてもいい色であると私は思います。
今回のお客様は骨董、華道、茶道がお好きな方で特に焼き物の色や花が映えると大喜びです

取っ手も気に入っちゃったみたいです。嬉しいような残念なような
次はもっと面白そうな素材を手に入れよ~っと