子どもの貧困率について
1 相対的貧困率
貧困線に満たない世帯員の割合をいいます。
2 子どもの貧困率
17歳以下の子ども全体に占める、貧困線に満たない17歳以下の子どもの割合をいいます。
3 子どもがいる現役世帯の貧困率
①「大人が一人」の貧困率とは、現役世帯(世帯主が18歳以上65歳未満の世帯)のうち、「大人が一人と17歳以下の子どもがいる世帯」に属する世帯員の中で、貧困線に満たない当該世帯の世帯員の割合をいいます。
「大人」には、親以外の世帯員(祖父母、18歳以上の兄姉など)も含まれます。
②「大人が二人以上」の貧困率とは、現役世帯のうち、「大人が二人以上と17歳以下の子どもがいる世帯」に属する世帯員の中で、貧困線に満たない当該世帯の世帯員の割合をいいます。
国が実施した「国民生活基礎調査」によると、我が国における平成24年の相対的貧困率は16,1%であり、これらの世帯で暮らす17歳以下の子どもの割合16,3%となっています。
また、子供がいる現役世帯のうち、大人が一人の世帯の相対的貧困率は54,6%と、ひとり親世帯などで子供を養育している家庭が特に生活の困窮している状況です
子育て世帯・一人親世帯と同じように、高齢者単身世帯の貧困率高い
・子供の貧困の状況
<生活保護世帯に属する子供の高等学校等進学率>
・全世帯の数値(直近値)平成27年4月1日現在
全日制 98,8%
定時制 2,0%
通信制 2,0%
中等教育学校後期過程 0,4%
特別支援学校高等部 1,9%
高等専門学校 0,9%
専修学校高等過程 0,2%
<生活保護世帯に属する子供の高等学校等中退率>
1,5%
<ひとり親家庭の親の就業率>
・母子家庭 64,6%
・父子家庭 81,6%
<子供の貧困率>
16,1%
・秋田県における貧困の状況
*秋田県の生活保護世帯の子どもの高等学校等中退率は6,9%と、秋田県一般世帯の子どもの1,4%より高くなっています。
また、大学進学率(大学等及び専修学校等への進学率)は26,4%と、秋田県一般世帯の子どもの61,4%を大きく下回っています。
一方で、高等学校卒業後就職率は、大学等進学率が低い事もあり、66,7%と秋田県一般世帯の子どもの29・5%を大きく上回っています
*生活保護
秋田県の被保護世帯数及び被保護人員は平成25年度で11,536世帯及び15,454人となっています。
また、秋田県の保護率は14,7%と全国の17,0%を下回っています
秋田県の教育扶助(高等学校等就学費)受給者の合計は、平成27年度(7月30日現在)で1,007人となっており、平成23年度以降減少しています。
*ひとり親家庭
秋田県のひとり親の子ども数は、平成27年8月1日現在で18,884人となっており、平成24年度以降は、母子世帯、父子世帯とも減少しています。
ひとり親家庭の就労による収入の状況についたは、父子世帯の年収
300万円以上の割合が30,3%、年収300万円未満の割合が6割であるのに対し、母子世帯の年収300円以上の割合は7,6%、年収300万円未満の世帯は90,2%と、父子世帯と大きく差が開いています。
ひとり親家庭の就業体形の状況については、母子世帯、父子世帯とも常用雇用の割合が最も高くなっています。
しかし、父子世帯の常用雇用が72,2%であるのに対し、母子世帯は47,1%にとどまり、常用雇用に次いで高い割合であるパート雇用、母子世帯では29,6%を占めています。
秋田県は貧困率も高く、子育てにかかる負担も大変な状況です
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