YouTubeでなんとなく

見つけた曲をカバーしてみました

友部正人さんの曲です

よかったら、聴いてみて下さい。



「6月の雨の夜、チルチルミチルは」





この部分の歌詞が…





知らないことでまんまるなのに

知ると欠けてしまうものがある

その欠けたままのぼくの姿で

雨の歩道にいつまでも立っていた…



どうしても頭から離れなくて

聴いているうちに

カバーしてみたくなりました


カバーしながら

おそらく実話モチーフな歌詞から

「チルチル、なんて奴だ」とか

「チルチルミチルは本当に死んだのかなあ」とか

色々と考えてしまいました…

以下、歌詞です。








「6月の雨の夜、チルチルミチルは」




6月の雨の夜、チルチルミチルは

からの鳥かご下げて死の国へ旅立った

ゆべのままのこのぼくが

朝日をあびてまだ起きている




半ズボンはいたチルチルは

2人の子供のお父さん

そのチルチルにさそわれて

ミチルは生まれ育った町を出た

会話をとぎれさせまいと

わざと明るいお店を選ぶ

4人が作る沈黙の中の

6月の雨の池ができ上がる

6月の雨の通りを

今夜は歩く人も少ない

生ぬるくなったビールの中で

雨がポチャリと音をさせる




ポケットの中の車のキーを

まるっこい手で握りしめながら

車をホテルに預けてきたからと

ミチルに勘定を払わせる

もう会えないと思うからと

ぼくに一曲うたわせる

それほどよくはうたえなかったのに

最高最高とチルチルは言う

もしも死にに行く人になら

いい思い出だけにはなりたくはない

そう思いながらも手を振って

黒い車を見送った




知らないことでまんまるなのに

知ると欠けてしまうものがある

その欠けたままのぼくの姿で

雨の歩道にいつまでも立っていた




6月の雨の夜、チルチルミチルは

からの鳥かご下げて死の国へ旅立った

ゆべのままのこのぼくが

朝日をあびてまだ起きている













今夜、6月の雨が降っています。







ヒカリノマチ








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