ちょうど日の出時刻に奥穂山頂に到着、サブザックを取り出し、ジャン行きの準備。
東には前穂、朝焼けの東南方向には富士山も甲斐駒の後方にくっきりと。
小生のつたない記憶をもとに作ったルート概要が以下。
1.まずは奥穂頂上からジャンに向い馬の背方向に進む。 先行者が1名(犬山市在住の好青年であった)
2.馬の背の下り(実際より高度感あり、これでは滑落したら白出沢まで落ちるような感覚!)
小生も事前にこのような写真でイメージ持っていたが、あまり恐怖感はなかった。
3.下り切った所から見上げた馬の背の下り
4.長い岩場の下り(”犬山の好青年”が順調に下っている。 ここから正面に見えるのがロバの耳かと)
5.下から見た長い岩場の下り(後から一人。 ”ソフトバンクの内川選手がメガネをかけたような30代”)
6.最初のトラバースの登り
7.3つの「登り & トラバース」を登り切った後の岩場の下り(5mくらい クサリあり)
写真の高いところがジャンの頂上。 ”めがねをかけたソフトバンク内川選手”に先にいってもらう。
彼はクサリ使わずスイスイ。
小生がカメラを抱えて立っている所が帰り(奥穂に向かう場合)は要注意箇所。 上記ルート図⑥部分
帰りに登り切った正面は崖っぷち!。 → 登り終えたら左手に降りる岩場あり。
8.ジャンのちょうど奥穂側。 写真左手をトラバース(岩に○ペンキがちょうど見えている)する少し下。
ここでなぜか”犬山の好青年(クライミング経験有とか)”がスリングとかロープとか出している。 ???
9.小生は左にトラバースし、さらに飛騨側に少し巻いてから頂上への緩やかな岩場を登った。
”メガネをかけたソフトバンクの内川選手”はナント 直登。 頂上に着くと彼が待っており、撮影交換。
10.上は登頂達成ということで笠をバックに撮影。 頂上にあった全ての小道具を寄せて。
「ヤマバーンズ」の洋子さん! 小生の右に写っているのがここに住みついて、登頂者を暖かく
迎えてくれる”ジャンダルム・バード”?。
さらに、南側(焼岳、乗鞍、御嶽)と北側(槍、涸沢岳、北穂、後方に後立山連峰)を撮った。
11.この後、”メガネをかけたソフトバンクの内川選手”は再度登った岩壁下り、西穂方面へ。
”犬山の好青年”はなかなか頂上に来ないので、西穂側に降りてみるとバッタリ、ジャンに登らず西穂に
行くのだとか。(勿体なくないのかな!)
水を3ℓ持っているというから、”十分気を付けて”と声をかけわかれる。
12.ルート図⑥からの下り
これから奥穂に戻るのであるが、7番目の写真を撮った後(ルート図⑥を登った直後)から心配事が。
⑥の登りをうまく降りれるか、下りにくそうで心配であった。 クサリはここに無い。
案の定 ⑥から正面の下りを観るとなぜか下は絶壁。 →→ 思わず冷や汗がジワッと、、、、。
もう一度下を観ると、2番目のトラバースあたりに登ってくる人影が、
小生 「すみませ~ん。 ここから下に降りれそうですかぁ~!」
登りの人 「古いロープみたいのが下がっているけど、そこは無理だな!」
小生 「登りの人が来るまで待つことにしようかな! しかし一抹の不安がよぎる、、、、、。」
そして ふと 左側に目をやると下り口のようなものが、良く見てみると何とか降りれそうである。
ここを慎重に通過して、無事帰還。 馬の背も登りはスイスイ。
13.奥穂に戻ると、槍沢ロッジから小屋が一緒で、山荘から登ってきたN氏とバッタリ鉢合わせ。
頂上の少し下の広場でコーヒーを入れてくれるというので、素直にごちそうになる。
N氏と一緒に飲みながら、30分程休憩。
N氏は三重県に古民家を購入し、お住まいで。 畑が三反もあり、自作のゴルフ練習グリーンも30坪の広さ。
グリーンのアジュレーション造りがなかなかうまくいかないとか。
休憩後。 吊尾根を通って前穂に登頂し、上高地までの下山もご一緒していただいた。
(大キレット & ジャンダルム 完)
ご参考まで小生が拝見したジャン登頂記は以下。
〆