3月24日に、地域住民約250人が集い、川根小学校の閉校式が盛大に行われました。

川根小学校は小さな学校ですが、地域の住民が支え特色ある教育をしてきただけに、住民の皆さんには感慨深いものがあったことと察せられます。



しかし、「未来への投資」を標榜する市長は、地域の皆さんに感謝し子供たちを激励するどころか、しっかりとプライベートな時間を確保し、徳島マラソンをエンジョイしたようです。

そして、その日の夜には、出馬をあきらめた?できない?徳島市長を神楽門前湯治村に迎え、市の公式チャンネルを使った「Meet‐upオンライン」なるもので、楽しそうにおしゃべりしていました。

市の公式チャンネルを使い、自分の失職後を考えた人気取りに走っているとしか思えません。



3月25日の記者会見で、市長が再び出してきたのが「議員が5千円で買収した」という続編です。

市長の呼びかけに応じて通報があったそうです。

不思議に思うのは、選挙での買収は安芸高田市を揺るがす刑事事件です。

市長は事実確認もせずに、なぜ不用意に発表するのでしょうか。

また、市長はなぜ警察に通報しないのでしょうか。

議員を貶めることを最優先する市長に通報できないことでもあるのでしょうか。



市民の皆さんもすぐに「そうか」と思い当ることがあるでしょう。

こうした通報は、通報元のプライバシーや危害を防ぐことからも、絶対に通報元を明かすことはしません。

つまり、通報元を明かす必要がありませんので、それをいいことにして、ウソをでっち上げたか、通報文の偽造でもしたのでないかということです。

また、あったとされる通報がウソだと判明しても、市長は「まさか通報がウソだとは思えなかった」としらを切り、逃げきることもできます。



市長には、以前にも「市民からの通報」を根拠にして、議員を攻撃した前科があります。

すぐに思い出されるのは、恫喝発言をでっち上げて議員を貶め、公判でも平気でうそをついた実績です。

市民が「市長ならやりかねん」と思うのは自然なことです。

マスコミも市長の議員を貶めるネット用のネタづくりだと見抜き相手にもしていません。



3月26日、市長のシセイクラブの2議員への意見聴取が行われ、その動画が早速公式チャンネルにアップされています。

市長は冒頭から「議会広報委員会より、意見聴取をなぜ優先して出席しなかったのか」と追及し、もはや意見聴取ではなく「市長による論破の場」になっています。

動画のコメントは、2議員への失望や非難の声があふれています。



21日は、議員は議会終了後消防署の新しい設備を視察し、その後議会広報委員会を開催することを決定していました。

ところが、市長は当日の朝、議会との調整をすることもなく、議長に「議会終了後に意見聴取を行う」と一方的に通知します。

2議員は、議長への通知に「都合がつかない場合、本日3時までに連絡下さい」となっていたことから、広報委員会終了後訪ねましたが追い返されてしまいます。

そして、26日に訪ねた結果が、冒頭の「市長による論破の場」です。



これまで、議案には反対しても、市長の主張には理解を示してきた2議員も、この市長の無茶ぶりにはさすがに閉口したことでしょう。