今回の恫喝発言でっち上げ裁判に完全敗訴した市長が、広島ホームTVで太鼓持ち記者のインタビューを受けた映像が流されました。



市長 石丸伸二に対する請求は全部却下されている。

   ポイントだと思う。

   結果として、市に損害賠償を求めているという構図ですよね。

   面白くないですか。

   なにをやってんだという感想。(笑い)




本会も、「何言ってんだという感想」しかありません。

自分は無罪放免されたとでも思っているのでしょうか。

被告石丸伸二が市長の職務として大うそをでっち上げ名誉を毀損したことによって、市が損害賠償を支払わなければならない羽目になったことの自覚が全くありません。

「呆れてものが言えない」とはこういったことを言うのでしょう。



前号でも触れましたが、残念ながら、被告石丸伸二が免責されることはなく、新たな市長によって求償権が行使され、被告石丸伸二は損害賠償額を支払うことになるでしょう。



市長 テーマとなった「議会と対立するとあなたの政策は通りませんよ」、そのとお
   りにやってきている。

   実際なっています。

   それを私としては広く世に知らせなければいけないと思った。

   その意味において、当初の目的は完遂しています。それが私の評価です。




市長のいつもの後付けした理屈の展開です。

今になって勝手にテーマにした「議会と対立するとあなたの政策は通りませんよ」は、本来でっち上げられた言葉ですし、当初のポスト「敵に回すなら政策に反対するぞ」という男性特有の言い回しを、女性特有の言い回しに変えてまで言い繕っています。

つまり、自分がけちな根性でマウントを取りたいがために発した大ウソが、議会に対して優位性を取るという思わぬ効果を発揮したために、大阪近辺で教えてもらった劇場型政治に使っているに過ぎません。

もともと何の政策もない上に、思いつき程度の事業も自分の不始末でことごとくつぶれ何の実績もない中で、思いつき程度の大ウソがそのとおりになったと自画自賛しているに過ぎません。



市長 (恫喝ではないという判決について)議論の余地がある。

   検証する余地があると思っている。(控訴は)安芸高田市として対応する。




市長が勝手にどう思おうと、控訴審では「新たな証拠又は重要な証言」がないと、市長が完全敗訴した選挙ポスター報酬等未払い裁判と同様に、たった1回の公判で結審し、次回の公判で1審判決を支持する判決が出て終わりというのが常識です。

今回の判決で完全に否定された手書きメモ以外に新たな証拠などあるはずもなく、市長が頼りにするK議員が前言をひるがえし、「恫喝発言はあった」と証言して偽証罪に問われることをいとわない勇気を持ち合わせていない限り、7月末の市長選挙前には「市長完全敗訴」の文字が再び新聞紙上を飾るでしょう。



[注]マウントを取る。

自分が相手より優位にあるとアピールする行為。

自分のステータスや持ち物を自慢したり、他人を見下したりすることを指します。