9月28日市長の囲み取材がYouTubeで早速発信されています。



市長の余りの傲慢さ、言いたい放題に呆れてしまいましたが見てみましょう。



[記者の問] 10年後、20年後の市の未来は?


[市長] (中略)やがて消え行く存在です。不可避のはずです。(中略)

3年間やってきて、(消滅するまでの時間を)5年か10年は稼いだと思う。


[記者の問] 消滅の要因は人口減少、財政か。


[市長] 急がないといけないのですが、急いでいる自治体、国はない。

ずいぶん悠長にやっていると思うので、うちはしっかりやっていきたい。




「20年で安芸高田市(全国に自治体)は潰れる」と根拠のない極論を主張する市長は、自分の市政の3年間で、「5年か10年は稼いだ(消滅する時間を延ばした)」と自信満々に主張し、さらに、「急いでいる自治体、国はない。ずいぶん悠長にやっていると思う」と国や他の自治体を気遣い、自分の先見性、実行性を誇ります。

「傲慢」と言う以外何物でもないでしょう。



市長は産業振興、定住対策、人口減対策等を一切せず、市民の合意を得ることもなく強引に事業や補助金を廃止・縮小し、施設を閉鎖しているだけです。

つまり、石丸市政は経常経費を強引に削除するだけで、「安芸高田市の縮小再生産を加速させている」だけに過ぎません。



こうした石丸市政は、安芸高田市の衰退と混乱を加速するだけです。

市長は「(消滅するまでの時間を)5年か10年は進めた」と言うのが正解でしょう。



[市長](問われてもいないのに話し始め)なんで千葉に行っていたのか気にならないのですか。

うっかり行くような人間ではありません。

計算して、狙って、わざと行っている。

その理由は話題にするため。

以前千葉県知事が台風直撃の翌日に不在でマスコミが集中砲火を浴びせた。

これはネタになる。

ちょっと掠る(かする)ぐらいのアクションは話題になる。


トライアスロンをやっている人は所得層が高い、富裕層です。

(話題によって)富裕層の目をこちらに向けるのは重要な戦略です。

ふるさと納税が何万円、何百万円か入る。


真の陰謀家は、ひとつの行動で二つ三つの効果を狙う。

その場の思いつきでやってもすぐ詰まる。

1手、2手、10手先まで見通してやるのが仕事の上では大事。

それくらい感覚を研ぎ澄まして職務に当たっています。



市長の「市民の安全」よりも「マスコミのネタ」を求める小学生並みの「注目願望」と傲慢な居直りの小理屈に、広島ホームテレビを除いた居並ぶ記者もあきれ返ったことでしょう。



途中で中止になったトライアスロンに出場したくらいで、富裕層からのふるさと納税を期待できるのでしょうか。

市長のこれまでの仕事ぶりや傲慢な態度を見れば、富裕層を引き込む人間性、対話、交渉能力があるとは全く思えません。

相手にさえしてもらえないのではないですか。



10手先まで見通す研ぎ澄まされた感覚を持って職務に当たる市長の選挙対策用の重要事業である、認定子ども園の基本構想策定予算がなぜ削減され、(株)良品計画の出店がなぜ頓挫するのでしょうか。

それは、市長の行政手法は「10手先まで見通してやる」ではなく、思いつきの方針と稚拙な手法が原因だからです。