この人間(市長石丸)、普通じゃないのではないか、と思ってしまいました。



令和5年第3回定例会において、安芸高田市議会議員である山本数博氏が、これまでの定例会で、同氏が一般質問したときの動画が切り張りされて YouTube にアップされたことにより、市長石丸サポーターによる山本数博議員らを貶める攻撃コメントが数多く投稿され、さらに、殺害予告紛いのコメントが幾つか付されているものも出てきました。



これに加えて、狙われた複数の議員宅には、「議員を止めろ」、「市長の話しをよく聞いて判断しろ」、「安芸高田市には貴方は要らない」など、上記のセンセーショナルなプロパガンダと評価できるつぎはぎだらけの動画の影響を受けたと思われる脅迫紛いの迷惑電話が繰り返しかかってくるような状況になりました(この種の電話を受ける人間がどれほど怖い思いをするか分かりますか……)。



そこで、やむを得ず身の危険を考え、最悪の場合を想定した対応をとらざるを得なくなり、身を守るために警察にも相談し、さらに、定例会での一般質問を回避するなどの対応策を選択せざるを得なくなった、ということのようです。



このような議員の対応について、メディアの記者などから感想を求められた市長石丸は、“ 政治家はこのようなことになることも覚悟して議員になったはずで、一般質問を取り止めるのは、議員としての職務を放棄であり、議員はだらしのない態度を示した ”(要旨)として、“ これこそ「恥を知れ」じゃないか ”と批判しておりました。



そういう見解も政治的には成り立たないわけではないと思いますが、問題は、このときの市長石丸の態度でした。



議員が身の危険を感じて緊急避難的に一般質問を回避しているのに、やってやった感がにじみ出ているようなニヤニヤ顔をしながら、その議員の選択を非難するのは、どういう神経なんだろうと思いましたねぇ。



しかも、言論の広場における市民の代表としての活動が、正常とはとても思えない誹謗中傷によって支障が生じているような状況でですよ。



切り張りされていない元の映像により議会における執行部と議員のやり取りを見る限りは、やり玉に挙げられている議員らは、真面目に質問するなどして職務に精励されているではないですか(その元の映像を見て、特異性を示しているのは、むしろ市長石丸の言動の方です。パワハラを平気な顔をしてやるタイプに見えますね。職員は大丈夫かなぁ、と思ってしまいました。)。



そんな議員らの恐怖を感じての対応に、ニヤニヤしながら批判する前に、自分を政治家だと自己評価しているなら、まずやるべきことがあるだろうと思いますね。



脅迫とまでは言えないにしても、人を怖がらせるような批判は、自由な言論(民主政の大前提)を封殺するものであるから止めるべきである、ということぐらいは、メディアの前でしっかりと話すべきです。



民主主義の中で生きている以上、敵味方関係ないことだと思いますね。



なぜ、自分に反対する議員に対し、状況を踏まえず、不必要かつ不適切な言動をするのか理解できないし、市長石丸は、基本的に人間的な優しさを欠いていて、敵を作り、それを批判することで自己の主観的優位を得て精神的に安定を図るタイプ、そういう自分だけが可愛い人間のように思えますねぇ。