6月23日の議会総務文教委員会で、市教育委員会は次のような考えを明らかにしました。


○ 保護者には引き続き説明会を行っており、7月に実施する保護者アンケートを踏まえて、8月に統合の校数や時期、学校の位置を盛り込んだ統合推進計画素案を取りまとめる。

(以下 略)



市教委の説明では、「保護者には引き続き説明会を行っており」とありますので、今年度の保護者説明会の実施状況を公開請求しました。

その回答が来ましたので紹介しましょう。(回答は画像で添付していますので、詳しくはそれをご覧ください)


1.保育施設での開催状況


 ○ 8施設    説明時間は各施設とも15分

 ○ 3施設    資料及び説明文を配布

 ○ 可愛保育園  3日間実施 1回当たり説明時間15分



2.小学校での開催状況(予定含む)


 ○ 5小学校   説明時間は各学校とも20分

 ○ 向原小学校  1日に2回実施 各20分



3.学校運営協議会(予定含む)

 ○ 6協議会   説明時間は各10分



これを見て、呆れ笑いました。

中学校6校を1校に統合する説明に、保護者にはたったの15分から20分しか掛けていないのです。

しかも、計ったようにきっちり15分と20分です。



教委は、何を説明したのでしょうか。

保護者からどんな疑問や意見を聞き、どう答えたのでしょうか。

残念ながら、そんな時間が取れたとは思えません。

しかも、3保育施設については、資料及び説明文を配布しただけだというのです。



はっきり言って、やる気があるのかさえ疑われます。

完全に「説明会をやった」というアリバイ作り以外の何物でもありません。

保護者をバカにするにも程があります。



保護者からの疑問や意見も聞こうとしない形だけの説明会の後に、7月に行うという3回目のアンケートで何を聞くというのでしょうか。

市長の「1校統合ありき」の方針を追認するためのアンケートなど、保護者や市民にとっては何の意味もありません。



市教委はこうした説明会とアンケートを基にして、保護者や市民が納得する「統合推進計画素案」ができると思っているのでしょうか。



いかに市長の絶対的な命令があろうとも、こうした強引な手法は混乱を引き起こすだけです。

中学校の統合は、最初からやり直すべきです。