今、市長のツイッターが、賑やかしています。



ことの発端は、「サッカーダイジェスト」が、サンフレッチェの選手が「みんな練習場を変えて欲しいって・・・」と話した裏話を記事にしたことです。

それに対して市長が立て続けにツイートしたのです。



[4月12日]


す、すごく複雑な思いです・・・どうしたものでしょうか。


[4月13日 午前中]


プロスポーツ選手によるメディアでの発言には相当の責任が伴うという認識です。

全方位的に認識と理解がない現状を憂いていたので、とても良い機会だと思っています。



[4月13日 午後0時頃]


複雑な思いを整理してみました。

まず、個人的にはH選手の見解に完全に同意します。

「練習場までの往復2時間がムダ」、わかる。

県庁で会合はすごく嫌です。

「練習場の近くには住みたくない」、よくわかる。

地元出身の自分も田舎が嫌で市外へ出ました。



[4月13日 午後7時頃]


(略)市は公共施設であるサッカー公園に毎年22百万円を投じています。

人口減少で財政規模が縮小する中、さまざまな事業を縮小・廃止し捻出しているお金です。

予算配分は正しかったのだろうかと責任を感じます。



[4月13日 午後11時頃]


選手のためにならないならば、もはや安芸高田市が22百万円を持ち出す意味はありません。

選手の希望をかなえてあげられないか、市からもサンフレヘお願いしてみます。

身を引こうと思うのは、どこよりもサンフレを応援している立場だからこそです。




当初、市長は選手の発言に戸惑いや一定の理解を示していましたが、一方で、[4月13日午前中]のツイートで、「相当の責任があることを指摘し、これを機会に認識と理解を問い質す機会」だと、けんか腰の態度を出しています。

そして22百万円という財政支出まで持ち出し、「身を引こうと思う」と完全に手を振り上げてしまいました。

1日数回のツイートで抜き指しならぬ状況にまで、自ら追い込んだのです。



今、安芸高田市は、サンフレッチェの「広島安芸高田市ディ」に向けて、400万円をかけて1200名の大応援団を募集しています。

また、サンフレッチェの試合毎にパブリックビューイングを行っています。



今年は、2億8100万円をかけてサッカー公園の人工芝張替え工事が行われる予定です。

そのためにふるさと納税まで行って、多くの人から寄付をしていただいています。



ちなみに、今年のサッカー公園の指定管理料は、5671万4千円です。



これらの多額の予算は、「サンフレッチェを観光資源として地域活性化を共に進める」という市長の方針の下で作られています。

当然、サンフレッチェとはちゃんと話がついているはずです。

したがって、一選手の発言で、けんか腰になって手を振り上げる必要などないはずです。



それが、いまさら何を言っているのですか。

子どものケンカと同じではないですか。



市長!! いい加減にしなさい。



なお、仮に、サンフレッチェ内で練習場の移転話があるのなら、2億8100万円をかけて人工芝張替え工事をする市長の責任は大きいですよ。



いずれにしても、市長としての能力に疑問を持たざるを得ません。



「地元出身の自分も田舎が嫌で市外へ出ました」と言うのなら、「嫌な田舎」にいてもらう必要はありませんので、「好きな都会」へ出て行ってください。