4月6日の中国新聞のオピニオン欄に、「プーチン体制の内情」というインタビュー記事が載っています。

このインタビューは、元ロシア大統領顧問セルゲイ・グリニエフ氏になされたものですが、非常に興味深いものでした。



彼は、「独裁者には2種類いる」と言います。

恐怖で統制する「旧来型の独裁者」と、情報の人為的操作で支配する「情報操作独裁者」だそうです。

この記事を読んだときに、市長のことをすぐに思い浮かびました。



市長が人事権を手にパワハラや情報統制等の手法を使って、職員に従属を強いていることは、市民にもよく知られています。

まさに市役所という組織の中で、「旧来型の独裁者」的手法を振回していると言っていいでしょう。



この「旧来型の独裁者」的手法が、中途退職者等の続出、「飛ばされ人事」等の横行、物言えぬ閉鎖的な職場、反市長派とされる議員への拒絶するがごとき対応等々を生み出し、異常な職場になっていることは、本通信でもお伝えしたとおりです。



一方で、市長はロシアの「情報操作独裁者」のように、直接メディアを支配しているわけではありませんが、広島ホームテレビ、AbemaTV等のメディアが市長に加担し、ツイッターや全戸配布される広報紙を駆使する市長は、安芸高田市においては「情報操作独裁者」的存在になっています。



広島ホームテレビは、市長の「恫喝発言のでっち上げ」から始る数々のパフォーマンスの放映を通して、「メディアの寵児」に祭り上げていきました。



AbemaTVは、視聴率稼ぎのためとはいえ、市長を「自治体改革の旗手」の如く扱っています。



市長のツイッターは、今に至っても「何も知らない信者」で溢れ、賞賛の言葉が付いてまわります。



さらに、市長は市の広報紙を使って、自分の意に沿わない議員を貶めるために、「これでもか」と政治的主張を繰り返しています。



これに対して、市長の攻撃対象になっている議員の多くが、紙媒体の情報手段しか、もしくはそれさえ持っていない状況では、「情報発信」能力は皆無に等しく、市長が「情報操作独裁者」的存在であることを許す要因になっています。



こうした状況の中で、市長にとって「目の上のこぶ」になっているのが中国新聞なのでしょう。



3月の記者会見では、インターン生が居たからでしょうか、さすがに中国新聞批判はしませんでしたが、記者会見をユーチューブ配信し、市の広報紙まで使った攻撃は、異様としか言いようがありません。

中国新聞さえ押さえ込めば、メディアは「自分の意のままになる」とでも思っているのでしょうか。



それにしても、市長をここまで増長させる原因を作った広島ホームテレビの罪は大きいと言わざるを得ません。



なお、市長は、本会の通信については「見ざる、聞かざる、言わざる」で、自分の視界から遠ざけて、心の平穏を保っているのでしょう。



しかし、次の市長選挙まで、1年余りになりました。

本会は、市長の実態を市民の皆さんに明らかにし、市政刷新の一翼を担っていきます。

市長の心の平穏はまもなく崩れ去るでしょう。