13日の定例議会一般質問への市長答弁で、「市民をここまで『バカ』にするのか」という発言が飛び出しました。



熊高議員が一般質問で、市長に財政説明会について報告を求めました。その時のやり取りです(要点)。



(議員)参加者の状況は?


(執行部)説明会は、6町で7回(吉田町は2回実施)の説明会を行い、参加者は、315名であった。


(議員)私も少ないと感じた。その原因は?


(市長)原因は、市民の意識が低いことにある。

これまでの行政のツケが出ている。議員の責任は重い。




市長は、財政説明会の参加者が少ないのは、「以前の行政と、議員と、意識の低い市民に原因がある」と言うのです。



参加者の状況を整理してみましょう。



市長は、全職員(令和3年 315人)に「説明会に来るか、ユーチューブを見るように」と厳命をしていたと言います。

だから、筆者が参加した11月4日夜の吉田町の説明会には、隣接する庁舎から職員が大挙参加しており、参加者80人前後のうち市民は20名余りでした。

他の町では、市民は10名から20名だったと聞いています。

したがって、市民は、7会場で多くても100人前後だったと推計できます。



この結果は、市長がバカにした昨年の「議員懇談会」の参加者より少なく、市長の評価はこれくらいしかないことを如実に物語っています。



この状況に対して、市長の意に添う熊高議員も、「私も少ないと感じた」と述べざるを得なかったのでしょう。



市長は、説明会への参加者が少ないことを、ほかの原因に転化したいがために、「市民の意識が低い」ことにあるとし、その責任が以前の行政と議員にあると公言したのです。



参加者が少ないのは、市民は「市長の話を聞いても意味がないし、期待もしない」と、市長を見限っているからです。

市民と対話できない市長は、理解できないでしょうが、市民は市長をよく見ており、「市長がどんな人間か」よく知っています。



超大型の台風が来襲した時に、職務を放棄して、千葉あたりで遊んでいた市長に、「市民の意識が低い」とバカにされる筋合いはありません。



[追伸]

市長がツイッターで財政説明会(ユーチューブ)を紹介しています。

その説明会の資料のデタラメさを批判した「こむぎさん」が、ブロックされました。



市長のツイッターは、安芸高田市長として開設しているはずですが、事実が明らかにされ、批判されるのが怖くて、市民を排除したのです。



政治家の政策や政治的主張に、市民の賛否や批判が出るのは当然のことで、それが怖いのなら、ツイッターなど止めるべきでしょう。



[注]ブロック

 ツイッターを見ることも返信するも出来なくすること