10月24日の記者会見の動画が、市のホームページに掲載されました。



記者会見の冒頭は、例によって中国新聞記者への個人攻撃から始まりました。そこで、こんな発言をしています。



9月の28日の議会最終日休憩時間中に、「胡子記者が高齢の傍聴者に、『市長がこんな態度だから議会が反対をするんですよ』と話しかけた」という市民からの知らせがあった。

見も知らない人にこんなことは言わないので、おのずと対象者が絞られるが、その方(安芸高田市政刷新ネットワークの役員)でよろしいでしょうか。(要約)




市長の小理屈には、いちいち反論するつもりはありませんが、見逃せないことがあります。

それは、「市民からの知らせ」を根拠にしていることです。

市民の皆さんは、以前にも市長が、「市民からの知らせ」を根拠に議員攻撃したことを覚えておいででしょうか。



今年の6月、市長は、新田議員へ書面通知を出して追求しています。



「新田議員は、『公明党から止められているから一般質問をしない』と聞いた市民がいたため、・・・」(8月広報紙から抜粋)



新田議員は、『事実誤認』と一蹴していますが、市長は広報誌にまで出して執拗に攻撃しています。



9月の定例議会の一般質問の中で、市長は次のように発言しています。



昨年の災害の後に、現場を訪れた武岡議員が、「『これは、たいしたことはないですの』と言った」と市民から聞いた。(要約)



武岡議員は、当然「こんなことを言うはずない」と否定されましたが、議会の一般質問の場で、「伝聞」をもって個人攻撃をする市長の人権感覚を疑います。



本会は、9月議会の最終日に議会の傍聴に行った役員を特定し、胡子記者との会話の有無を確認しました。

当日は、役員の1人が午後から傍聴に行っていますが、胡子記者とは「会話はしていない」との回答でした。

「どこからそんな話が出るのか」といぶかっておられました。



最近、市長は、今回の記者会見の発言を含めて、「市民から聞いた」ことを根拠に、しきりに個人攻撃をしています。



市民の皆さんは、非常に危険な空気を感じませんか。



「市民から聞いた」ことだけを持って、人権侵害にもあたる個人攻撃をする。

「市民から聞いた」ことが、誤報だったり、単なる噂だったらどうするのでしょうか。



さらに、市長の過去の言動からして、「市民から聞いた」自体が、市長の「でっち上げの可能性」はないのでしょうか。

次号に続く



安芸高田市定例記者会見(令和4年10月)の動画はこちら