8月10日、中国新聞社のアンケート調査結果が載りました。

これから中国新聞社の分析も出ると思いますが、まずは本会の見解を出します。



[市政運営の評価について]


○ アンケート結果

 ・ 評価する                  53.8%

  (内訳)評価している           15.9%

      どちらかと言えば評価している   37.9%


 ・ 評価しない                41.1%

  (内訳)評価しない             14.9%

      どちらかと言えば評価しない     26.2%


① 市長の市政運営を評価する市民が、53.8%となっており、意外に高い数字だと感じています。


② ただ、「評価している」が15.9%で、「どちらかといえば評価する」の37.9%と比較すれば、意外と低い数字になっています。


③ 一方で、「評価しない」は、14.9%で、「どちらかといえば評価しない」の26.2%と比較すれば、これも低い数字になっています。


④ 「評価している」が15.9%と「評価しない」は、14.9%は、大きな差はありません。


⑤ ここから見えることは、積極的な「評価」と「評価しない」は、いずれも少数で、多くの市民は、「どちらかと言えば」層になっています。

このことは、市長就任時の熱気が失せ、断定的な判断が出来ない状況にあると思われます。



[評価する点について]


○ アンケート結果

 ・ 評価する点

   (内訳)「改革の姿勢・手法」     29.0%

        「情報発信力」         27.1%

         「政治姿勢」         11.1%


① 「改革の姿勢・手法」と類似した「政治姿勢」を合わせると、40.1%で、評価する市民の74.5%になります。


② これは驚きの数字だと捉えています。

つまり、市長の手段を選ばない「議会・議員攻撃」を評価、もしくは認めていることを意味するからです。


③ 「情報発信力」の27.1%も高い数字です。

市長は、ツイッターや市の広報紙等を使い積極的に情報発信していますが、その効果がでていることを証明しています。



[評価しない点について]


○ アンケート結果

 ・ 評価しない点

  (内訳)「市民との対話・説明」      33.9%

      「その他」            16.3%

       「政治姿勢」          13.2%

       「改革の姿勢・手法」      11.0%


① 「市民とも対話・説明」が33.9%になっています。

市長は、歴代の市長より数段情報を発信しています。

しかし、これが「評価しない」原因になっていることは、説明の量ではなく、質を問題にしていると思われます。

つまり、市長の説明に疑問なり、違和感を持っていると解釈したほうが適切でしょう。


② 「改革の姿勢・手法」と「政治姿勢」で、24.2%になり、比較的高い数字です。


①と②から見えることは、市長の「政治手法」が評価をしない原因になっていることがわかります。



[議会の評価について]


○ アンケート結果

   評価する         23.6%

  評価しない          72.6%


① 「評価しない」が、72.6%になっています。

残念ながら、出るべくして出た数字だと思います。


② 市長のやりたい放題、言いたい放題の言動に、何ら適切な対応が出来ない、しない。

情報発信の不十分さがもたらした結果だと理解されます。


③ 市長は、議会攻撃を公言していますからやむことはないでしょう。

この攻撃で市長が評価を上げるということは、一方の当事者である議会は、必然的に評価を下げることになります。

議会が何もしないことは、攻撃する市長は評価を上げ続け、何もしない議会は評価を下げ続けることを意味します。



[市長と議会の関係について]


○ アンケート結果

   改善必要         84.0%

   どちらともいえない    11.4%

   現状のままでよい      3.7%


① 84.0%の市民が「改善が必要」と答え、ほとんどの市民の願いになっています。

しかし、この市民の願いは、完全に裏切られるでしょう。


② 市長の「政治再建」は、単なる「議会攻撃」で、それ以上のものではありません。

すでに記者会見で、「政治再建は1丁目1番地の最重要課題」と公言していますので、やり続けるでしょう。

残念ながら、市長と議会の関係が改善することはありえません。



[市長の公約について]


○ アンケート結果

 ・進んでいる

   政治再建         12.6%

   都市開発          9.4%

   産業創出          8.4%


① 公約の中身=政策がないのだから、低い数字になるのは、当然です。

これからも「政策はおいて置いても、議会攻撃をする」と公言していますので、公約が実現されることはないでしょう。