5月1日に市長が次のようにツイートしました。


「これからの時代、地方自治体で大事なのは「どれだけ上手く受け身が取れるか」です。最早、できもしない理想を掲げている場合ではありません。 私達は、生き残りを懸けて、もっと真剣になる必要があります。」



ヤフーに掲載された荒川和久氏(独身研究家)の評論について大いに賛同したようです。


荒川氏の評論の概要は、

① 地方移住が多くなってきたと言われてきたが、今年3月の人口移動調査を見ても、
実態は東京、首都圏に依然として人口の集中が続いている。

② 人口の移動は若者が中心で、職を求めて移動する。

③ 多くの企業は、地方進出は考えていない。

④ 従って地方の人口は、今後も急激に減少していく。

⑤ そして結論は、


『むしろ、地方が目指すべきは、できもしない地方創生ではなく、「選択と集中」により、終活すべき町は終わらせ、地方は地方なりの人口集中エリアを形成し、より地方としてのコンパクト・コンプレックス・タウン化を目指していくべきだろうと思う。』

(注 コンパクト・コンプレックス・タウンの意味 小さくまとまった複合した町)



この荒川氏の主張に賛同するようでは、評論家としては合格でも、政治家としては完全に失格でしょう。

「終活すべき町」に住んでいる者はどうするのか。完全に他人事になっています。



市長による八千代の森美術館の閉鎖、田園パラツォの空調設備の故障放置等々は、『「選択と集中」により、終活すべき町は終わらせる』前触れなのでしょうか。

 
○ 市長のスローガン「世界一住みやすいと思える町」とは、

  市長の回答 

       住みやすさは人によって違うので具体的に「こうだ」とは言えない。

○ 市長の公約「市政改革」とは、

  市長の回答 

       市政に関心を持つ者が増えること。



今市長は、各部・課の仕事目標についてヒヤリングをしているといいます。

仕事目標は基本的に数値化されるが、市長の仕事目標は、数値化どころか具体的なイメージも湧きません。

むしろ追求されることを避けるため、「逃げ」を打っていると言わざるを得ません。

やっぱり、評論家であって政治家ではないのではないでしょうか。