今日は良い天気。

もうこの事は何回も言ってますが相変わらず寒いです。

でも。

寒さに弱いのは人間だけではありません。

シトロエン2CVも寒さに弱いところがあります。

夜間によく2CVを走らせるのですが、真冬のこの時期。

チョークレバーを引いてエンジン始動。

その後チョークレバーを戻してアクセルで調整。

するとエンジンが暖まりアイドリングが安定します。

でも、上手く安定すれば良いのですが、中々そうもいかない時があります。

暖機させた後。

走行しているとエンジンがかぶり気味。

何とか回転数を上げて走行すると大丈夫ですが、登り勾配のある曲がり角やエンジン回転が下がったときなど、いきなりエンストすることがあります。

かぶりが取れれば大丈夫ですが、走行中のエンストは焦ります。

でも。

心を落ち着かせてまたエンジンを作動させるとすんなり掛かり、その後は何の症状も無く走行します。

当初。

燃料も少なめな時に症状が出たので、燃料の偏りか何かかな?と思ってました。

Twitterなどで調べてみたら何と「アイシング」と言われる症状で、エンジンの冷え過ぎで燃料が上手く流れ無いのが原因であることが判明。

だからアイドリングが安定しないのね!

確かに2CVのエンジン冷却はフロント部にあるクーリングファンのみで冷やしてます。

普通ならサーモスタットで冷えすぎたら暖めてを繰り返すのですが、2CVのクーリングファンはずっと回り続けているので、走行中の高回転域を保っているときは大丈夫ですが、信号待ちや停車時で冷やし過ぎてしまいます。

ですからその事を防ぐ為この時期の2CVはフロントグリルにマスクをしているのが多いです。

正に水冷エンジンには無いオーバーヒートならぬオーバークールなのです。

今日の朝も2CVのエンジンを掛けてみたら・・・

朝の様子。

リアはむき出しなので霜が付いてます。

いかにも寒い朝です。

チョークレバーを引いてエンジン始動。

始動後。

先程と同じ行為をしまして、暫くしたらアイドリングが安定。

しかし。

そのままアクセルをふかしてペダルから足を離したらアイドリングが低くなりエンスト寸前。

暫くエンジンをふかした後。

エンジンを切ります。

ボンネットを開けて燃料系を確認。

白い燃料フィルターを揺すって確認。

再びエンジンを掛けて、アクセルで回転を調整。

何とか燃料が行き渡ったようでスムーズな回転を保つことが出来ました。

ホント。

寒暖差の激しい地域に空冷エンジンは向かないと思った出来事でした。

色々あって面白い車です。

ではまたです。