Iaorana AKIです
ギックリ腰の後は
偏頭痛に悩まされており
なんだか体調が優れない日々ですが
先週土曜日と昨日に大切な行事があったので
そのご報告でーす
5月16日 Rurumira’a(ルルミラア)という
セレモニーがありましたー
これは、Matarii i raro(マタリイ イ ラロ)
を迎えるに当たり
各マラエに祀られている
Unu(ウヌ)を保管場所に持ち返るというもの。
ウヌはコレのこと
なんかよーわからん
横文字いっぱい出てくんなーってあなた。
今から説明していくからねー
大丈夫だよー、落ち着いてー
タヒチでは1年を2シーズンで捉えていて
11月20日のMatarii i nia(マタリイ イ ニア)
5月20日のMatarii i raro(マタリイ イ ラロ)
に分けられます。
ポリネシアの新年となる
マタリイ イ ニアからの6ヶ月では
木になる果物、魚など
自然からの豊かな恵みを受ける
活動的時期
そしてマタリイ イ ラロからは
その逆で静の時期。
メディテーションの期間なのね。
食べ物も減るけど、
タロとかマニョックみたいな
土の中にできるものが採れる。
そして、それぞれのイベントの前には
Tuhitira’a(トゥヒティラア)と
Rurumira’a(ルルミラア)という
セレモニーが
マラエ(宗教的儀式が行われる場所。
神と交信する場)で行われます。
私の今回のタヒチ生活の初日は
マタリイ イ ニアの前セレモニーの
トゥヒティラアの日でした
この日は
ウヌをマラエに立てる日ね。
過去記事をどうぞ
そもそもこのUnu(ウヌ)ってなんやねんって
事やと思うけど
ウヌは神様の依り代となるもの。
マタリイ イ ニアからの6ヶ月は
神様が大地に降りてきてる時なので
トゥヒティラアで
ウヌを各マラエに立てておくねん。
そして、5月20日のマタリイ イ ラロの
前セレモニーとなる
ルルミラアで神様が帰っていかれるので
マラエにウヌを立てておく必要が無くなる。
なので、この6ヶ月間
ウヌは修理したり綺麗にしたりして、
また次のマタリイ イ ニアを迎えるまで
大切に保管されるという流れになってるねん
トゥヒティラアやルルミラアでは
各マラエ毎に歌を歌って、
祈って、
ウヌを立てるか、外す作業を繰り返すんやけど
マラエも近いものもあればかなり
山の中に入って行かないといけないところもあり。
結構大変な作業というか行事。
でもこれを守って続けていくというのは
大切な事やと思う。
で、ルルミラアの後の
5月20日昨日にマタリイ イ イラロを
迎えたわけなんですけども。
ほんまカメさんちゃんと教えといて
って事があってんやん
昨日、私せっせと庭の花とか草で
ヘイ(冠)作って準備してん。
自分で作るっていうのも
朝からカメさんにも話してたし。
マタリイ イ ラロやし
服はオレンジとかよりは少し暗めの
青にしようって決めててん。
そこまでは考え方良かった、と思う。
で、その服にピンクも入ってたから
ヘイはピンクと緑で作ったわけよ。
これがな、ちょっと違ってたみたい
会場に来てたタヒシャン達は
なんだかマタリイ イ ニアの時と違って
みんなかなーり色合いが落ち着いてるねん
で、イベント終了後に
タヒシャン友達から言われた事
『マタリイ イ ラロなので
アキが今日してるようなヘイじゃなくて
ドライの植物か、
アウティでも黄色とかブラウンになった物を
身につけるんだよ。』って
とにかく静の時期に入るから
私のヘイみたいなピンクとイキイキ緑と
ピンピン元気な感じじゃなく
落ち着いて〜って感じのやつが
正解やったらしいです
どーりで私だけ
なんか派手やなーと思った訳や
まぁ、しゃーない
知らんかったし
別に絶対駄目なわけでは無いし。
と自分をなだめつつ。
でもなんでカメさん教えてくれんかったんって
帰りの車で言ったら
『あー、そうやった。忘れてた
でも、そのヘイ着けてて綺麗やったよ』って
こう言われると怒る事も出来ず
(まぁ、別に怒るつもりは無かったけど)
とにかく
また新たに勉強になった1日でした
プハッ