「2011年本屋大賞 」ノミネート作品読了5冊目はこちら!
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梓崎優くん、初めての作家さんです。
語学堪能な主人公が世界各地を旅し、
事件に巻き込まれる、
というのが基本のスタイルとなっています。
全5編の連作短編集。
「砂漠を走る船の道」
砂漠を行くラクダの隊商。
そこで起きた連続殺人事件の動機とは?
「凍れるルーシー」
ロシア正教の修道院で起きた
列聖をめぐる信仰心ゆえの悲劇。
この2作がベストですかね。
「白い巨人」はいまひとつでしたし、
「叫び」も残念ながら
動機に理解が及びませんでした。
でもまぁ、ひとつひとつの作品は
それなりに楽しめたのですが、
最後の作品「祈り」が
決定的に好みではありませんでした。
もっと普通で良かったのではないでしょうか。
この作品での受賞は難しいのではないかと思います。
評価 ☆☆☆
本屋大賞ノミネート作品読了ランキング
③ふがいない僕は空を見た
窪美澄☆☆☆☆
④錨を上げよ
百田尚樹 ☆☆☆☆
⑤叫びと祈り 梓崎優 ☆☆☆
受賞作の発表までに全部読めるでしょうか?