町田康くんの『人間小唄』を読みました。

 

人間小唄 (100周年書き下ろし)/町田 康

¥1,575
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帯に「こんな小説、ほかの誰にも書けない!」とありますが、
ああ、なんか、やっちまったな、って感じ。
 
 
作家の糺田両奴のところに
蘇我臣傍安を名乗る人物から短歌が送られてくる。
糺田両奴はその短歌に適当な解釈を加え、
それを自分の作品として発表する。
怒った蘇我臣傍安は糺田両奴を監禁し、
一、短歌を作る。
二、ラーメンと餃子の店を開店し人気店にする。
三、暗殺。
の何れかが出来るまで帰さないと告げる……
 
 
みたいなストーリーを紹介しても
この作品に関してはあまり意味はありませんね。
 
文体に酔い、
ストーリーを泳いで楽しむべき作品かと思いますが、
ばくは、悪酔いしてしまったみたいです。
 
 
評価 
 
 

これまでに読んだ、その他の町田康の本

 

きれぎれ  

真実真正日記  ☆☆

真説・外道の潮騒  ☆☆

 

 

こうしてみてみると、どれも評価低いですね。

それにもかかわらずまた読んでしまうのは、

昔読んだ傑作『告白』が忘れられないからでしょうか。

 
 

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