有川浩くんの『キケン』を読みました。


キケン/有川 浩
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「キケン」とは「機械制御研究部」の略。
 
そこにいたのは、
爆薬の実験をしたために家を追い出され、
離れに住まわされるようになってしまった上野をはじめ、
本当に危険な先輩たち。
 
大学に入学した実家が喫茶店の元山は、
なぜかその部に入ることになってしまう。
 
学際のラーメン作りにロボコン、
さあ、危険で楽しい黄金時代の幕開けです!
 
 
面白かったです。
 
有川くんの作品は『植物図鑑 』しか
読んだことがありませんでしたが、
それよりずっと。
 
今年は、上の息子カンくんの受験の関係で
高専の見学会に行きましたが、
読みながらその時の雰囲気を思い出し
「男の子ばっかの工学系のガッコって、
こんなノリなんだろうな」と思ってました。
 
いろいろとありまして、
結局カンくんは高専は受験しないのですが、
結構楽しそうだぞ、と。
 
もちろん小説ですから、
面白おかしく書いてあるのでしょうが、
なんか良いですね。
 
ラストの卒業して振り返ってみて、
戻れぬ日々を懐かしむ、ってのも○。
 
 
評価 ☆☆☆☆
 
 
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