垣根涼介くんの、リストラ請負人村上真介を主人公とした「君たちに明日はない」シリーズ第三弾、『張り込み姫』を読みました。
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リストラ請負会社「日本ヒューマンアクト㈱」の社員村上真介は、今日も対象者の面接に勤しむ。
今回のリストラ相手は、英会話講師、大手旅行会社社員、自動車ディーラー社員、そして大手出版社社員。
リストラに直面し、改めて人生と向き合う彼らの選択は……。
うーん、どうでしょうね。
面白言っちゃあ、面白いのですが、さらっと読めて後に残るものがない、って感じですかね。
さすがにシリーズも三弾目となるとネタがないのか、自身の旅行会社勤務経験(「やどかりの人生」)や、得意の車ネタ(「みんなの力」)を持ってきたりと、苦労しているみたいです。
恋人の陽子が毎話々々登場するのもどうかと思いますし。
やはり垣根くんには『ワイルド・ソウル』のような冒険活劇ものを書いてほしいな、と思います。
評価 ☆☆☆