北海道の夕張市をモデルにしているのかな? と思わせる海堂尊くんの『極北クレイマー』を読みました。

極北クレイマー/海堂 尊
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ちょっと期待外れ。

だって、クレイマーというタイトルなのに、クレイマーらしきクレイマーが登場しないんだもの。

お産の際に妻を亡くし、医療過誤ではないかと疑う消防士が出てきますが、大人しいものだし。

南俊秀くんの『モンスターペイシェント 』みたいな、むちゃな要求を突き付ける患者が大勢押し掛けて来て医師たちが右往左往する話かと思っていたので。


あと、ちょっとだけ登場した厚生労働省から派遣されてきた医師の姫宮とか、名前すら出てこないその上司だとか、何か他の作品と絡めようとしているところもマイナス要因ですね。


海堂尊くんは現役の医師とのことですが、クレイマーの問題を医師の視点からだけ描くのは無理があるのかも知れません。



評価 ☆☆



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