村上春樹くんの新作『1Q84』が売れているようですね。

ばくも読みたく思ったが、1890円の2冊組には簡単には手が出せません(ノ_-。)


金額に関係なく新作が出たら買う、という現役作家は、今のところ原寮くんくらい。

村上春樹くんは、残念ながらそこまでの評価には至っていません。


それに、どちらかと言えば、村上春樹くんの作品は短編の方が好きですね。

あの世界に長く留まるのは、非常に疲れるのです。

でも、『1Q84』、とりあえず図書館に予約は入れました。


4人待ちだから、それほど待たずに読めるのじゃないかな。

それまで、他の人の感想などを目にしないよう気をつけよーっと。


と言うわけで、予約と同時に図書館で借りてきたのがこれ。


神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)/村上 春樹
¥460
Amazon.co.jp

1995年1月17日の、あの大地震の後、地震には直接関係のない、けれど地震によって少しだけ人生を変えられた6人の物語。


「UFOが釧路に降りる」、「アイロンのある風景」、「神の子どもたちはみな踊る」、「タイランド」、「かえるくん、東京を救う」、「蜂蜜パイ」の6編。


このうち、「かえるくん、東京を救う」だけは、何かのアンソロジーで読んだことがありました。

その時には、いまひとつわけのわからない話だな、と思っていましたが、こうして並べられて読むと少し感じが違いますね。


そう言えば、初期の作品(『風の歌』か『ピンボール』)で、埋め立てられた神戸? の港を見て、「いつか自然に復讐されるだろう」あるいは「自然は許さないだろう」的な記述があったように思います。

読み返してみようかな。



評価 ☆☆☆




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