筒井康隆と言えば、昔は『日本列島七曲り』などちょっとエッチで破天荒な設定の作品を書いていたものですが、たまたまばくが手にするのがそうなのでしょうか、最近は老人物ばかりですね。
- 銀齢の果て (新潮文庫)/筒井 康隆
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爆発的に増大した老人人口を調節し、若者の負担を軽減し、破綻寸前の国民年金制度を維持するための、老人相互処刑制度が実施されている(未来の)日本を描いた作品。
『バトル・ロワイアル』以前に書かれたのであれば評価できたでしょうが、設定を変えても基本は同じですから、残念です。
評価 ☆☆☆