海を感じる時 中沢けい  


講談社 1978年6月刊

今回ご紹介する本は、中沢けいくんの「海を感じる時」です。
群像新人文学賞受賞作です。

随分昔に図書館で読んで、すごく感動して、それ以来ずっとこの本を探していました。
でもどこの本屋にも置いてなくて、アマゾンにもなくて、ある日立ち寄ったブックオフでやっと見つけたのでした。
400円也。

ようやく手に入れた本。

読みましたよ、気合入れて。

で、感想。


ごめんなさい。

あの時スキだといったのは、若気の至りでした、今はあたしも妻子ある身、どうか許してください、という感じ。


もう、読まなきゃよかったよぉ~。

そしたらずっとスキでいられたのに。


あ、でも十代の子にはお奨めかも。

文章だって、今時のケータイよりはずっとしっかりしてると思うし。


でも、あれですね。


小説って出会う時期が大切ですよね。



今回、「海を感じる時」を再読して、つくづくそう思いました。


「マディソン郡の橋」って二十代のころ読んだけど、ただ気持ち悪いだけだったもんなぁ、中年の肉体関係が。

あれも、今読むと違うんでしょうね、きっと。


マディソン郡の橋 (文春文庫)/ロバート・ジェームズ ウォラー

¥550
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いゃ、読み返してみようとは思わないけれど。



評価