※ 英語の長文が出てきますが、そのあとに日本語バージョンもあります。




画像はこちらのページより。https://theriver.jp/assassins-creed-shadows-trailer/



 


I will post the comments I wrote on the signature campaign page here as well.


I am a native Japanese.

The main character could be Yasuke, or even a black man. I thought this was an interesting idea.

Actually, I have not played this series of games before. So I am not disappointed that non-Japanese characters have been used in a way that is unnatural given the concept so far. In that sense, I am an outsider. By nature I am not in a position to comment on this. I apologize to all players who love this series.

However, UBI's act of trying to promote and release this game to the world by claiming that it has been "checked by experts in Japanese history and culture" and that the game content is historical fact is a major blunder that cannot be overlooked.

It is such bullshit that anyone who knows anything about Japan, even non-experts, can instantly notice that the appearance of the game content is far removed from Japanese history and culture.

It would be very bad to say, "This is a historical fact and it is true," and spread strange perceptions about Japan throughout the world.

I understand that you did this with the intention of taking a correct, non-discriminatory stance. Unfortunately, however, it appears that discrimination has become ingrained in the minds of UBI people.

It may be difficult for you to immediately understand how discriminatory you have been toward the Japanese people, Japanese culture, and Yasuke himself. For the first time in my life, I felt I had been "racially profiled". I was very upset, very sad, very disappointed. I hope the people at UBI will reflect on how badly they have done.

I also resent the fact that you said that people who criticize this game are "terrible people who discriminate against black people". I hope you understand that many people in Japan are by no means offended by the fact that the character is black.

I am not blaming you for your mistakes or lack of research.
There are things that our ancestors risked their lives to protect. Thanks to such ancestors, we are here today. We are very grateful to our ancestors and are in awe and reverence.
I do not feel that you have the heart to cherish the history that has been inscribed with the lives of our predecessors, and on the contrary, you are trampling on the history of our country. You are not aware of this. I find that very sad. (If you are aware of this, even more so, what you have done is also very sad. Because it is harassment, i.e. discrimination, that deliberately annoys us.)

We ask that you admit that you have been extremely rude to the Japanese people, Japanese ancestors, Yasuke himself, and players around the world who love this game, that you retract what you have said is historical fact, and that you offer a sincere and heartfelt apology. If this is not possible, we request that the product be discontinued.

Asuka Aihara

 

 



署名運動のページに書いたコメントをこちらにも投稿します。


私は生粋の日本人です。

私は「キャラクターが弥助だからいけない、黒人だからいけない」とは思いません。むしろこれはこれで、おもしろいアイディアだと思いました。

(私はこのゲームのシリーズをこれまでプレイしてきたわけではないので、これまでのコンセプトから考えると不自然な形で日本人ではないキャラクターが起用されていることを残念に思っているわけではありません。その意味では、私は部外者です。本来なら物申す立場ではありません。このシリーズを愛するプレイヤーの皆様にはお詫び申し上げます。)


しかし、「日本の歴史や文化に詳しい専門家がよくチェックをした」と言い、このゲームの内容を史実のように言いながら世界中に宣伝・販売するUBIの行為は、見過ごすことのできない大きなあやまちです。
日本のことを知っている者なら、専門家ではなくとも、ゲームの内容の様子が日本の歴史や文化とはかけ離れていることに瞬時に気づけるほど、でたらめです。
それを「これは史実であり、本当のことだ」と言って、世界中に日本についてのおかしな認識が広がることは、とてもよくないことです。

差別をしない正しい姿勢のつもりでなさったことなのだとお察しします。しかし残念ながらUBIの皆様には差別意識が染みついてしまっているように見受けられます。日本人や日本文化、弥助本人に対し、どれほど差別的なことをしたか、自覚することはすぐには難しいのかもしれません。
私は生まれて初めて「人種差別を受けた」と感じました。とても憤慨していますし、とても悲しく、残念でなりません。
どうかUBIの皆様には、自分たちがどれほど酷いことをしたのか省みていただきたいです。

また、このゲームを批判する人々に対して「黒人差別をする酷い人だ」とおっしゃったことにも憤りを感じます。私たちの多くはキャラクターが黒人であることに怒っているのでは決してないことを、幾重にもご理解いただきたいです。

あなた方の間違いや研究不足を責めているのでありません。私たちの先祖が命をかけて守ろうとしたものがあります。そんな先祖のおかげで、今の私たちがあります。私たちは先祖にとても感謝していますし、畏怖と畏敬の心を抱いています。
そんな先人たちの命が刻まれた歴史を大切にしようという心があなた方から感じられず、それどころか踏みにじる行為をなさっていること。そこに自覚がないこと。それを、私はとても悲しく感じます。(もしあなた方に自覚があるのなら、それはなおさら悲しいことです。あなた方は私たちを故意に困らせているのですから。)

日本人・日本人の先祖・弥助本人・このゲームを愛する世界中のプレイヤーに対して、極めて失礼なことをしたと認め、史実であるとおっしゃったことの撤回をしていただくこと、そして心からの真摯な謝罪を求めます。
それができないのでしたら、発売中止を求めます。

相原あすか



 
 
ここのところ こんな話ばっかりでブログの読者のみんなにはすまないと思っているよ。ごめん。
 
海外からも日本に応援がたくさんなのですが、やっぱり私も「やめてください」って言わないと気が済まなくなってしまった。
 
それで、私が生粋の日本人であることが分かりやすいこのブログにも載せさせてもらった次第です。
 
 
 
不快な気持ちにさせてしまうから、今までブログにはこのゲームの詳しい話は書いていなかったけど、一部書かせてもらうね。

村の往来での生々しい斬首の様子に対し「残酷な描写に思われるかもしれませんが、当時の日本では首切りが日常茶飯事で、首を切られて死んでいる人がほとんどでした。日本の事実をもとに作っているのでこのようになりました」と制作会社が語っていたり
 
ゲームに描かれている景色に 無断盗用があったり、それを指摘すれば謝罪もなくこっそり削除して済ませようとしたり
 
安土桃山時代のことなのに 現代に活躍されている関ヶ原古戦場おもてなし連合「関ヶ原鉄砲隊」の画像がこっそり使われていたり

神社ではなく村の入り口に鳥居があったり
 
画像を左右反転したものを多用しているようで、仏教の像の右手左手が逆になって 信仰面での意味合いが逆になっていたり
 
装備についている家紋が上下逆さまになっていたり
 
※ ゲーム発売前ですが、公式サイトの「プレイ映像」からも見られます。YouTuberさんがまとめてくれたものが分かりやすいです。
そういうのが多数ありながら「実際の日本の歴史に忠実に作りました」と言うので それは違うでしょということなんですな。




これまで、このゲームのシリーズ(ほかの国バージョン)では その国の歴史や文化にまつわる描写がすごく丁寧に作ってあったんです。
世界の歴史や文化を勉強できるおもしろいありがたいゲームとして 楽しみにしているゲーマーさんが世界にたくさん。
そんな人気シリーズなんです。

「次回作では待望の日本を歩ける!やったー!」
「ニンジャをプレイできる!やったー!」
と楽しみにしていたゲーマーさんもたくさん。
(日本が好きな人がたくさんでうれしい)
 
そんな世界的に販売されている人気シリーズのゲームなので、日本の文化や歴史が ひどく勘違いされたまま広がってしまう可能性が極めて高い。
それも、日本に都合の悪いように、日本が嫌いな人々に都合のよいように勘違いされたまま世界に広まってしまう可能性が高い。

というか、もう実際にそうなってしまったところがあり、
海外では「織田信長のところにいた黒人の弥助(やすけ)が 日本の大きな出来事に多く関わったすごい英雄、伝説の侍だった」「日本人はそれを隠していた」とする動きがあるなど

そういった一連の間違いを訂正させてもらう意味でも、私はこのゲームと ゲーム会社の姿勢に抗議する署名に協力しています。

 
 
 
挙げ句、「そういうのはよくない。やめてください」と署名や発信をすれば、
「日本人ならなにも言わない。日本人になりすましたほかの国の人が 自分に都合のいいように言っているだけだから、そんな話は聞く必要がない」
「日本人がなにを言っても意味がない」
と言う人まで出てくる。

ゲーム会社の最高経営責任者は
「このゲームを非難する人を非難してください」
と公にスピーチしています。

 
 
このように、日本の歴史を意図的に書き換えようとする動きがあったり、日本人どころかアジア人みんなを酷く軽視する姿勢が背後にあったり。
 
もっとたくさん悲しいポイントがあるけど、これ以上はここには書かないよ。
 
 
 
はじめは日本人よりも先に 日本を好きな理解ある外国の方が怒って抗議してくれていたんです。

でも、「外国の方にたくさん応援してもらえていてありがたい」と甘えているわけにはいかなくなってしまった。
 
なりすましではない日本人の立場で
「そういうのは本当にやめてください」
と言わないと 気が済まなくなってしまった。
 

 
今のところ、発売予定は2024年11月だそうで、
・発売中止を求める署名
・「史実に忠実」と言ったことを撤回してもらう署名
・外務省に働きかける署名
・外国の方が日本について勘違いした大きなきっかけを作った本の作者に働きかける署名
など、複数のインターネット署名運動が動いています。


発売中止にしてもらうことだけが目的ではないです。
「日本人はあのとき黙っていたから、このゲームのことも ここに描かれた歴史のことも、肯定してたわけでしょ」と見なそうとする向きがあります。

発売になろうが取りやめになろうが、今 日本人が反対したという事実を残しておけることに意味がある。

それで、このように抗議の意思表示をした次第です。


 
 
分かりやすくまとめてもらえているところ
 
プク太さんの動画
 
キャベツの人さんの動画




「アサシン クリード シャドウズ」というゲームです。

この署名は重たいものがあって、私から「みんなにもやってほしい」とは言いにくいです。

もし興味が湧いたら、調べてみてもらえたらうれしいです。