よし、元気に目覚めたぞー!(ほっ)

いやぁ、苦しかったですが
これを 実感できたときにはもう
うれしくなって興奮してしまいましたよ。



これから「天秤座は~」という書き方をいっぱいしますが
「太陽星座が天秤座の人は」という意味ではなく、

「天秤座の世界観として、~というのがある」

というように読んでくださいね。


太陽が天秤座にある いわゆる「天秤座の人」にも
天秤座に星を持つ人にも
なんとなく分かる感覚だと思います。

(私も、金星と火星が天秤座にあります。)



- - -


それぞれの星座には、それぞれの絶望があります。
その絶望を超えるように、次の星座があります。


まず、「天秤座の絶望」について。



天秤座は、調和が好きです。


天秤の2つの皿が同じ高さで安定するような
「これしかない!」
「これ以外の在り方はあり得ない!」

といえるほどの
美しい調和の在り方です。

面積を持たない点のような在り方です。



服のコーディネート。
部屋の 家具やモノの配置。
言葉の選び方。
立ち居振る舞い。
場の雰囲気。

などなど。



考え抜かれた最善を行います。

それは 独りよがりな最善ではなく
また 誰かをスミに追いやって遂げられるようなものでもなく
関わる人の公平をも考え抜いた
まさに、「最善」です。


「天秤座さんには (そういう意味で)美しい人が多い」
とも言われます。

天秤なだけに バランス感覚に優れている とも言えましょう。


これはとても素晴らしいものです。




しかし、そんなステキな天秤座には
ある脆さ・危うさがあります。

自分が 考えに考え抜いて見出した最善を凌駕する
圧倒的な在り方に出会うこと。


それは、ものすごく甘美な出来事です。

これ以上ない喜びです。



しかし、天秤座が
自分の思考や それに基づいた行動が
その「圧倒的」に到達し得ないことを直感するとき

天秤座の「最善」を行うことが不可能となります。

自分の持つ「最善」の状態が 更新されるような。
更新されているのに行えないような。


それは、甘美でありながら
とてもとても苦しいことです。

自分の存在意義を根っこから否定されるような出来事です。



「自分は 最善を行うことが できない」



天秤は、崩壊します。

「自分」というこの天秤では
もう「揺るぎない一点」を導くことができない。


これが、天秤座の絶望です。



- - -


私もちょくちょく、この絶望を味わいます。

アインシュタインの「E = mc^2」に出会ったとき。
石井ゆかりさんの文章に触れるとき。

私は石井ゆかりさんを敬愛しているのですが、
ゆかりさんの文章を読めなくなりました。


「嗚呼、ゆかりさん やっぱりいいなぁ…」
と感嘆のため息をもらす 次の瞬間、

「自分は不要である!」
「自分は、占いも ものを書くのもやめるのがよい」
という感覚に どかーんとやられるからです。


あ、ゆかりさんは何にも悪くないです(笑)

まぁ、どかーんとやられて苦しくなっても
私は蠍座気質が強いから なのか
ちゃーんと復活するので そこらへんはご安心を!(笑)



私、最近、
おかざき真里さんという方の漫画に出会いまして。

アインシュタイン、ゆかりさんと並んで
おかざきさんの漫画には
「圧倒的」を突きつけられます。

でも、読みたいのです。
読んじゃうのです。
甘美なのです。


昨晩もほんのりと読みまして、
感嘆のため息をついた直後にどかーんとなって、
そんな感じになっておった訳です(苦笑)



私に関しては、そこらへんは心配ご無用です。

私はそこから 立ち直れる人なので。


ただ、
そういう感覚を持っている人だということを
願わくば その感覚がある ということを

ちょっぴり知っていてもらえたら うれしいです。




「サプリ」いいねぇ。



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つづく。