私は別居中、時間を作っては子供と外出、旅行に行きました。
とにかく色んな出掛けて、子供の頭からパパが居ない寂しさでできたであろう穴を埋めたかったのです。
ある休日、子供が近所の公園の砂場で遊んでいる時にぼーっと周りを見渡しました。
すると、殆どが母子。
父子とか家族で、とかでなく母子が多かったのです。
その後、幼稚園のイベントでも周りの様子を見てみましたが、母子というセットが多い。
よくよく考えてみると、不倫問題ではないけれど、単身赴任で旦那さんが居ないという友達も何人かいた。
ああ、うちも単身赴任と思おう。
不倫同棲されと悲しくなったり、惨めに思うけど、それは私の問題。
子供は知らない不倫女と同棲をしているから一緒に住んでいないとか知らないもんね。
今までは先の事を案じていたけど、とりあえず今はパパは仕事だと言い続けることにしました。
私は嘘つきになりました。
丁寧に暮らそう。
趣味に没頭する時間も作ろう。
遠くても会いたい人に会いに行こう。
そうやって逃げて自分を守りながら時間が過ぎるのを待つしかできませんでした。
でも、それなりに充実した日々を暮らしていました。
旦那が居たら、皆のスケジュールを合わせたり、旦那が行きたい所しか行くことができなかったのですごくフットワークが軽くなりました。
同居中は、私が色々提案しても旦那がつまらなそうだとか面倒臭いと思うことは子供には連れて行ったりさせてあげられませんでした。
例えば、子供が喜びそうなホテルを見つけて連れて行きたいと提案しても、「安っちい。俺が選ぶから放っておけ。」と自分が行きたいホテルを選んだり。
また、頻繁に我が家で私の友人母子たちが集まり、ホームパーティーをしました。
旦那が居たら、どこか遠慮してしまいますが、時間も旦那を気にせず、自由に子供も大人も騒げます。
「丁寧な暮らし」を目指すものの、お風呂に入る時間も自由、寝るのも時間も場所も自由、ご飯も疲れたなと思ったら、お惣菜に頼ったり外食をしたり‥
自由って素晴らしいな、と思っていました。
私は完全に自由の虜になっていました。