倫理観の欠如?倫理観がない人の特徴と倫理観を高める方法とは?
倫理観とは、法律とは関係がなく、人として正しいかそうでないかを一般的な考えによる基準のようなものです。
例えば浮気なんかは分かりやすいでしょう。
浮気は法律違反でも何でもありません(不倫は違法です
)が、浮気をすることによって傷つく人がいるからやってはいけない、でも国から罰せられるわけではない。
こういった浮気のような問題は本人の「倫理観」に委ねられます。
倫理観がある人は相手のことを考え思いとどまるでしょうし、倫理観がない人は自分の欲望のまま行動します。
では、倫理観がない人はどうしてそうなってしまったのか、そして倫理観を高めるにはどうすればいいのか。
まずは倫理観がない人の特徴からご紹介していきますので、ぜひあなたに当てはまるかどうか確認しながらご覧ください。
【目次】
倫理観がない人の特徴
人からの評価を気にしない
倫理観のない人は自分勝手な行動をしがちです。
プライベートではもちろんのこと、仕事でも周りへの配慮が欠如した行動を取ってしまう傾向にあります。
これはなぜかというと、倫理観のない人は他人からの評価を気にしていない傾向にあるからです。
普通人は他人からの評価を気にして生きています。
他人からの評価は仕事でもプライベートでも、生きていくためにはとても重要な要因です。
本当は自分勝手に振舞いたい人も、他人からどう思われているかが気になってしまい、倫理観を持っているように振舞うのが普通です。
他人から評価されなければ、人間関係を作ることはできず、友人関係や仕事で破綻してしまうでしょう。
すぐに人の悪口を言ったり、人を裏切ったりする人は人から信用されません。
しかし、倫理観のない人はそうしたことをあまり気にかけません。
むしろ、他人からの評価を下げるような自分勝手な行動をして、楽な思いをしています。
他人の悪口であろうと言いたいことは言い、他人との約束を守らなかったりと、本人にとっては楽なのでしょう。
それによって他人からの評価が下がるデメリットよりも、自分勝手に振舞うメリットの方が大きいと考えているのです。
善悪の判断がつかない
普通の人は自分の行いについて、善や悪という判断を行うことができます。
例えば、イジメはしてはいけないとか、困っている人は助けなければならない、など小学生でもわかる基本的なことです。
しかし倫理観のない人は何らかの理由でこの判断ができません。
善悪についての常識的感覚がない人もいれば、知っていても普段意識することがない人もいます。
いずれにしても、他人から見れば善悪の判断が分かっておらず、倫理観のない人だと思われることでしょう。
こうした人は平気で人を傷つけるようなことを言いますし、困っている人を助けたりなどしません。
とにかく自分の好きなように振舞うのが特徴です。
善悪の判断が付かない人でも時には善い行いをしますが、それはその時たまたま自分が得をするから行うに過ぎません。
しっかりと善悪の判断が付く人が見れば、そのうちボロが出るのが分かるでしょう。
原因としてはいろいろ考えられますが、幼少期の親の教育が大きな割合を占めています。
本人の責任だけではないでしょうが、改善してもらうためにも周りの人は毅然とした態度で接することが大切です。
他人への共感力が低い
倫理観のない人は、他人への共感力が低い人が多いです。
そういう人は自分が他人を苦しませる言動を行っても可愛そうなどという感情を持ちません。
人の心が分からないのです。
仮に、倫理や道徳などの常識的な知識を持っていても、他人に共感できないと常識的な振舞いができなくなってしまいます。
他人に悪口を言うのはいけないと分かっていても、相手の気持ちが分からないので、ついつい本能的な行動を取ってしまい、悪口を言ってしまうのです。
こういう人は相手から注意されると、ある程度の理解は示しますが、本当に反省をすることはありません。
深く反省するということは、相手に悪いと思ってはじめてできることだからです。
なぜ他人への共感力が低い人がいるかというと、遺伝的なことや幼少期の環境によるものが大きいと考えられています。
もともと他人に共感する能力に欠けている人もいれば、幼少期に親に向き合ってもらえなかった人もいるでしょう。
もちろん、ある程度年齢が行けば、学校や地域社会などで常識が身に付くため、改善はされます。
しかし、共感する能力が低いため、ついつい身勝手な行動を取ってしまうのです。