アルバム曲紹介12.ブラックナイトタウン | 近藤晃央オフィシャルブログ Powered by Ameba

アルバム曲紹介12.ブラックナイトタウン

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アルバム全曲紹介、
あと3曲。

アルバム発売後としては、
初めての紹介になります。

本編に収録されている曲の中では
最も初期に作った曲。

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M12.ブラックナイトタウン

アニメ「NARUTO-ナルト-疾風伝」の
エンディングテーマ(ほぼ、サスケ疾風伝)
として、
5thシングルとして、
2013年の11月にリリースした曲だ。

この曲のテーマは、
「孤独の共鳴」
大好きなティムバートン映画の音楽に
代表されるような
「ブラックファンタジー」
として表現する事。



「孤独」というのは
簡単に言えば

「ひとりぼっち」と
感じている事だけど

そもそも「ひとりぼっち」と
思っている人間が
世の中には沢山居るわけで…。

「俺ひとりぼっちなんだ。」
「え、そうなの?
俺もひとりぼっちだよ。」

こんな単純な会話の内容じゃないにしろ、
世の中にはそんな大事な出逢いが沢山ある。

それって結局
「ひとりぼっち」じゃないのかも?

という、
とても単純な発想を、

孤独を共鳴する場所を「闇の街」
「闇を持った人間が集まる街」として、
この曲のストーリーは綴られていった。



痛みを
ただの痛みとしてではなく

痛みを持つ者同士の
「共通点」として
「接点」として

闇と闇が分かり合える事を
「光」として描いた。

エンディングテーマとして使って頂いた
「NARUTO」の長い歴史の中で

うちは兄弟の兄弟「共闘」のタイミングに
使って頂けたのは

この曲の持つ性質を振り返っても
うちは兄弟がそれに及ぶまでを振り返っても
ある種、運命的なものだったとも思う。



マイナスの感情を、
隠さずに素直に伝えられるプラスがあれば、

マイナスとマイナスが、
それを接点に築けるプラスの関係性もある。

プラスなんて
マイナスの使い方次第なんだろう。



それまでリリースしてきた曲と
タイプが異なっていたが

自分がもともと持った「個性」と
影響されてきたものが
シンプルに混在する
自分らしいなぁと思う曲に
仕上がったと改めて思う。



昔から、
聞き手としても、作り手としても
イントロフェチの近藤ですが

イントロのフレーズは
自分で作っておいて
こんな事を言うのも恥ずかしいが

フレーズが出来た時
理想形過ぎて
ガッツポーズしてしまったほどだ。

(基本、1人で作業してるので
その恥ずかしい姿は誰にも見られてない)

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今回のアルバム「アイリー」の
初回生産限定盤Bには

ブラックナイトタウンの
アコースティックver.が収録されている。

生鳴り楽器のみの構成で
差し迫るような
かなりの緊迫感が伝わってくる。

素晴らしい音源に仕上がったと思うし、
マンスリーアコースティックワンマンで
培った繊細な感覚を、
音源としてそのまま落とし込めた。

こちらも聞き応え抜群なので、
ぜひ聞き込んで欲しい。



ちなみに



ブラックナイトタウンのリリース時に
部分的に金髪に染めた髪は、
実は最初はエクステだった。

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その後、
毎回つけるのが面倒になった為、
結局ちゃんと金髪に染めたのだった。

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お客さんの誰かに
「遠くから見ると
そこだけ髪の毛ないみたいだね!」
と言われた事を

僕は忘れないw