アルバム曲紹介06.あの娘が嫌い-Album ver.- | 近藤晃央オフィシャルブログ Powered by Ameba

アルバム曲紹介06.あの娘が嫌い-Album ver.-

お久しぶりのアルバム全曲紹介。

今ちょっと色々な事が
重なりに重なってしまいまして、
てんてこ舞いでやんす。

なので随分と間隔が開いてしまいました。
すみません!

発売日までにアルバム全曲を紹介すると
言ってしまったので。笑

何度も言いますが、
めっちゃ後悔しています。笑

…じゃなくて、進んでいかねば!

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M6.あの娘が嫌い~Album ver.~

6thシングル「心情呼吸」に
収録されているc/wナンバーを
今回アルバムver.として収録しました。

そもそも僕はこの曲を
シングルカットしたかったし、

それ向きの曲だと思っていたので、
シングル曲の1曲として収録しました。

簡単に言えば、

「世渡り上手」「八方美人」の
1人の女と、

その女をひたすら嫌う
もう1人の女

妬みあいの歌だ。

そもそもこの曲は「女性目線」だから、
僕は一見、当事者ではない。

この曲で描かれているのは、
僕も実際に見た事がある
「女性同士の妬みあい」だ。

でも、

それをただ、
模写しただけでは、
何も面白くない。

結果的にこの曲は、
女性に限った事ではない、
「人間の妬み」も描かれている。

男の僕でも感じる
「人間同士の妬み」だ。

自分も感じる事なら、
そもそも僕が男なので、

それを「男性目線」で歌った方が
リアリティーは全然有ると思う。

しかし、それでは、
ただの「愚痴」であり、
ただの「他人を攻撃して終わり」の曲にしか
ならなかった。

だけど、

「女性目線」で曲を書く事によって
不思議な事に、書いている自分に、
「客観性」が生まれたのだ。

この曲が、そもそも伝えたい事はなんだ?

それが、ふわっとしていては、
どんな曲でも書き進められない。

「客観性」があってこそ、
こういう曲は作品として成立すると思っている。


口癖は「消えてしまいたいの」
自分のせいと涙して
本音は「消してしまいたいの」
誰かのせいにして
-歌詞より抜粋


ここの歌詞は、
この曲の根本になる部分だ。

しかし、

同じ意味合いでも、
当初は、もっと攻撃的で、
直接的な歌詞だった。

担当ディレクターから、
「この歌詞では、発売できない」
伝えられ、今の歌詞に変更した。

FxxK YOUじゃないが、
聴こえ方によっては、
いわゆる、NGワードになる
可能性もある歌詞だと言われた。

僕はそんなに気にならなかったが、
変更した。

意味合いは変わらないが、
こんな風に、
他人からもたらされる「客観性」もある。

僕は歌詞を変えて、
良かったと今は思っている。

(元はどんな歌詞だったの?
という質問がもしあれば、
申し訳ないが、
世に出たものが、
最終形態としてリリースしているので、
それを受け取って頂きたい。)

こうして「女性目線」にした事によって
生まれた「客観性」こそが
必然的にこの曲のテーマになった。

八方美人の「あの娘」
そんな「あの娘」を許せなかった「私」

一見、正義は、
「私」側の女にある。

だけど、
この曲を聞き終わる頃。

どちらが「正義」で、
どちらが「悪」なのか、
分からなくなる曲にしたかった。

八方美人も、
それを妬み悪口を言う女も、

客観的に見たら、
どっちもどっちである。

「自分がいつも正しいと思ってる?」

それこそが、
この曲が導いた答えなのかもしれない。

メロディーラインは、
鼻歌とかではなく、
珍しくギターのフレーズから起こしていった。

アグレッシブかつ、
癖のあるキラーチューン。
大好きなメロディーだ。

今回のアルバムver.のエディットは、
僕が担当した。

始まり方、終わり方、
次の曲への繋ぎ方、
アルバムに相応しい展開になっているので、

オリジナルver.を聞いた事ある方は、
ぜひそこにも注目して欲しい。