アルバム曲紹介03.あい | 近藤晃央オフィシャルブログ Powered by Ameba

アルバム曲紹介03.あい

今日は新曲『恋文』
ミュージックビデオの
編集をしてました。

儚くも、ほっこり。
そんな気持ちになりました。

今回の衣装はかなりフォーマルなので、
とても新鮮な絵になったかと!

DVD付きの初回生産限定盤Aに
収録されますのでお楽しみに。

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アルバム全曲紹介

今回で、第3弾!

『3』という数字には、
個人的にとてつもなく思い入れがある。

何故かというと、

それはミスタードラゴンズ、
立浪の背番号だったからだ!!

…ドラゴンズの話は
また今度しよう(遠い目)


3曲目に収録されるのは、
4thシングル『あい』

M03.あい

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2013年9月にリリースされてから、
2年半を経て、ようやく
アルバムに収録した形でこの作品を発表できる。


1stアルバム『ゆえん』が
2013年6月にリリースされた後、

最初に発表したシングルが、
この『あい』だ。


ドラマ『名もなき毒』の主題歌
書き下ろしのお話を頂いたのが、
2013年の6月上旬くらいだったと思う。

僕は1stアルバムリリースと
ツアーを控えており、
プロモーションの真っ只中だった。

ドラマは7月スタート。
番宣が始まるのは6月の後半から。

時間も無い中だったが、
この話を頂いた時は、
とても、とても嬉しかった。


作品を自分なりに解釈し、

ドラマのプロデューサーさんとの
ディスカッションの中で出てきた
キーワードこそ、

『愛』だった。

恋愛における、愛だけではない。


『大切にしたいもの』
それらに関係する全てに
『愛』は存在する、と僕は思う。


一見、『名もなき毒』は、
愛に満ちているストーリーではない

家族との問題。
社会との問題。

人のほとんどは
日常にストレスを持ち、
時に憎しみを抱き、
時に毒を発する


でもそれは、


『愛』を取り囲む上で、
副作用を起こした感情ではないか。

本当にどうでもいい事や、
興味のない事には、

憎しみなど、
そもそも生まれないのではないか。

大切にしたいものがあっても、
結果的に『愛』の表し方が
他人と違っただけではないのか


ある種、それぞれの形の異なる
『愛』に満ちた物語

僕には、そう感じられた。


ちょうど僕は
対する『あなた』『人と人』をテーマ

『ゆえん』(YOU&)という
アルバムを創り終えたばかりで、

次のアルバムはその反対に位置する
『じぶん』(I)をテーマにした
作品になるだろうと、

漠然とイメージしていた。


それは偶然のようで、
必然だった。と思う。


意味は違っても、
ドラマサイドと僕が
お互いに求めていたものが

同じ名前を持った『あい』だったのだ。


僕は製作に費やした
3日間程の中で

メロを創り、
異なる『あい』の形を
ひたすら綴っていった。

そもそもきっと
『愛』なんてものは、

愛する者も、
愛し方も、
その表現の仕方も、

それぞれ違うものなんだろう。

すごく極端な話、

愛し過ぎて、
その相手を殺す人間だって居ただろう。

でも僕には、
当たり前かもしれないが、

とてもじゃないが
それを『愛』だとは、思えない
思える訳がないのだ。

人(i)はみんな違う。 
価値観の違い。

そう。
簡単に言えば
『愛』とは結局、定義のないものでしかない。

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(2013年9月 『あい』リリース時)

名もなき毒で主演をされた
小泉孝太郎さんが

僕らはアイを探すけれど
本当はアイが僕らを探してた
-歌詞より抜粋

『あい』のこの歌詞こそ
ドラマを、
主人公 杉村が遭遇した関係性を、
凝縮していると、
何度も仰ってくれていた。

出演されていた、
真矢みきさんも、深田恭子さんも、
『本当に作品に寄り添っている』と
わざわざ声を掛けて下さった事を
よく覚えている。

僕は、
原作を書かれた宮部みゆきさんの意図も、
演者さんの心情も、
ドラマの表現したかった真実も、
どれくらい理解出来ていたのかも解らなかった。
1%すら理解できていたのかも、解らなかった。

でも、そんな風に言って下さった事が、
とても嬉しかった。


人それぞれ違う価値観。
人それぞれ違う愛。

だからこそ、
僕は僕で居られるし、
違いを持つ誰かと、補い合う事も出来る。

定義のないものだとしても、

誇りを持って
自分らしい形で『あい』を、
表した作品だと、今思えている。