ある夜、長女から少し強めの愚痴が届いた。
「あの人の仕事ぶりは納得いかない!
お客様の為になってない!」
社会人になってから、彼女は時々こうして想いをぶつけてくる。
お客様のために働きたい。
ちゃんと価値を届けたい。
その気持ちは、本当に素敵だと思う。
そこを忘れずに働こうとしている長女を、
私はやっぱり誇らしく思う。
(はい、親バカです。笑)
でもね。
彼女の思う100点の接客が、
みんなにとっての100点とは限らない。
正義も、やり方も、想いも。
100人いたら100通りある。
長女の中では100点でも、
誰かにとっては「そこまで求めなくてもいい」と思うかもしれない。
逆に、
「そのやり方はちょっと違う」と感じる人もいるかもしれない。
自分の正解を
全員に当てはめようとした瞬間、
「あり得ない!」
「やってられない!」
と、心は揺れ始める。
でもそれは、
“自分のものさし”で
世界を測ろうとするから起きる摩擦。
みんなそれぞれ、
その人なりの100点を目指している。
自分以外の100点を
「そんな考え方もあるのか」と
少しでも認められたとき、
人はぐっと楽になる。
私は私。
彼女は彼女。
線を引くことは冷たいことじゃない。
むしろ、ブレずに生きるための優しさだと思う。
みんな違う。
善悪の感じ方も、
大切にしていることも、
目指している理想も。
それでいい。
違うからこそ、
ぶつかるし、学べるし、成長できる。
そんな話を、
少し長めに語る母なのでした。笑




