天に掲げた醜く小さな心
水辺に咲く野花の様に
どうか強く生きれるように

浮かぶ月に手を伸ばしてみる
届かないよと笑う君の
苦しさや本音を見つけられなかった

ごめんね
あの時のように届かない言葉がいつも
暗い部屋に積もるだけ

風が吹き抜ける廃墟の空白に
真白の光が差し込むから
また時間が徒に過ぎたのね
刻は動かず止まったまま
舞うは深緑のひとひら